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【2025/04/11 23:30 】 |
013 鍛冶入門


リバーウッドの住人は本当に良い人たちばかりだ。

ある日、俺は鍛冶屋のアルヴォアから鍛冶のイロハを教えてもらうことができた。



トントンカンカン



「おう、鉄のダガーができたか。じゃあ、今度は皮なめしをやってみな。」



野原で倒した狼の毛皮をなめしてみた。



なめした革を細工して・・・おお!皮の兜の完成だぜ。

アルヴォアからは、記念にダガーと兜をプレゼントしてもらった。
うれしい・・・けど、俺魔法使い系だから正直いらないや。
後でこっそり、お金に換金しとこう。



お礼と言っちゃ何だが、駄々をこねてアルヴォアを困らせていた娘さんのドルテの遊び相手を務めることにした。

「何して遊ぶ?」
「鬼ごっこ!」



「キャハハハーーー!」
「待て待てー!」



「ほーら、捕まえた♪」
「今度はおじさんが逃げる番よ!」
「おじさんって・・・。」

その日は、日が暮れるまでドルテと遊んだ。
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【2012/09/04 22:25 】 | 伝承の旅 | 有り難いご意見(0)
012 錬金術入門


息抜きにと出かけた宿屋兼居酒屋『スリーピング・ジャイアント』で、俺は思いがけず錬金術の面白さに目覚めることになった。

カウンターにいつもいる頑固親父のオーグナーとちょっとしたことで仲良くなり、気軽に話せるようになった。
ある日、上機嫌のオーグナーが俺に錬金術の魅力を語ったついでに、レシピの一つを教えてくれた。

「ボウズ知ってるか?小麦とブリスターワートを混ぜると、体力治癒の薬ができるんだぜ。」

そして、『やってみろよ』と言わんばかりに材料を俺に放り投げ、部屋の片隅にある錬金術の作業台を顎でしゃくってみせた。



ゴリゴリゴリ。

据付のすり鉢とすりこ木で粉末にして、水に溶かして蒸留して・・・。

おおお!本当に薬ができた。
店で買わなくても野生の植物を採取すれば工夫次第で、様々な効能の薬や毒を作れるらしい。



それ以降、俺はリバーウッドの周りを散策しては、草花やキノコを積むのに夢中になった。



あ、蟻の行列だ。

そう言えば、こうやって地面をまじまじと眺めることなんて、これまでなかったなあ。

研究室や図書館に篭っているよりも、よっぽど生きた知識が吸収できて楽しい。

やっぱりスカイリムに来たのは、間違ってなかった。うんうん。
【2012/09/04 22:08 】 | 伝承の旅 | 有り難いご意見(0)
アクセス障害
急にブログ関連のすべての箇所にアクセスできなくなって、はや3日。
ようやく復帰できました。

パソコンに弱いので、プロバイダーやら何やらに連絡を取って、
どーにかこーにか使えるようになり、ホッとしました。

あ~良かった。
【2012/09/04 21:30 】 | Kaitoのつぶやき | 有り難いご意見(0)
011 嵐の前1


「姉貴は旦那と製材所を経営しているんだ。おーい!姉貴~!」



「おっ、いたいた。姉貴~!」



「あれ、レイロフ!無事だったのね。ちょっと心配してたのよ。何でもウルフリックが捕まったなんて噂を聞いたもんだから。」
「ああ、それ本当だぜ。2日前のことさ。」
「マジ!?ちょっとあんた大丈夫なの?」
「ああ・・・何とかな。こっちにいるカイトの手助けもあって、命拾いした。」



「カイト・・・さん?初めまして。レイロフの姉のジャルデュルです。」
「あ、ども。」
「弟の命を救ってくれたそうね。感謝するわ。」
「あ、いや。助けてもらったのはこっちの方っていうか。お互い様なんです。」



「レイロフおじさ~ん!帰ってきてたんだね!」
「よう!元気にしてたか?」
「うん。それよりまた帝国の奴らをギャフンって言わせたんだろ。いっぱい話を聞かせてよ。」
「ああ、後でな。頼みがあるんだが、その帝国の奴らがこっちに近づいてこないか、あっちで見張っててくれないか?」
「ちぇっ。分かったよ。どうせ、俺抜きで大事な話をするんだろ?大人ってズリぃよなあ。」

少年は悪態をつきながらも、レイロフに言われた通り、表通りで周囲の監視を始めてくれた。



ジャルデュルの夫も加わって、4人になったところで、レイロフがヘルゲンでの事を切り出した。

「何ですって!ドラゴン!?とてもじゃないけど、信じられないわ!」
「俺だって目撃者じゃなけりゃ、そう言いたいところだけどさ。しかし事実なんだよ。な、カイト?」
「うん。確かに俺も見た。あれは幻覚とか詐欺の類じゃない。本当に実在してた。大勢の死人も出たし・・。」
「どうやら本当の話のようね。となると、少々まずいわね。」
「まずいって何が?」
「ドラゴンよ!見ての通り、この村にはドラゴンから村を守る城壁も何にもない。ドラゴンが襲ってきたら、ひとたまりもないわ。」
「じゃあ、どうする?」
「・・・そうねぇ。ああ、そうだ!ホワイトランに行って、首長に話が伝われば守護兵を寄越してくれるかもしれないわね。あなた達、伝令をお願いできないかしら?」
「よし、分かった。俺達に任せてくれ。いいだろ、カイト?」
「ああ、もちろん。」
「ありがとう。うれしいわぁ。とりあえず私の家に来て頂戴。好きなだけ滞在してくれて構わないわ。ある物は自由に何でも使って。」



「こっちだ。」

旦那さんに案内されて、俺はジャルデュルの家にやって来た。
しばらくここで英気を養うことにしよう。



お、料理鍋だ。
ただ居候するだけなのも申し訳ないし、なんか料理でも作るかな。



「お、カイト。料理なんてできんのかよ!?」
「ま、上手かどうかは別にして、だけどね。」
「いやあ、大したもんだぜ。」

その日の晩は、俺が作ったキジのローストと野菜スープを皆で食べた。
ヘルゲン砦で帝国軍の食材をパクッてきたんだけど、早速役立って良かった。
【2012/08/29 23:00 】 | 伝承の旅 | 有り難いご意見(0)
010 解放10


ヘルゲンから脱出してから、レイロフと俺は走り続けた。
・・・とは言っても、俺はどこへ向かっているのかも理解してない。

「とりあえず、俺の姉貴の家に身を潜めないか?丁度近くのリバーウッドにあるんだ。」
「リバーウッド?」
「ああ、川沿いの小さな村だよ。夜通し進めば、明け方には着けるだろう。」
「どうせ行く当てもないし、助かるよ。」
「よっしゃ。それじゃ決まりだ。」



途中、突然レイロフが立ち止まったかと思うと、正面の山を指差して話し始めた。

「頂上に遺跡が見えるだろう?あれは古代ノルド人の墓地さ。はっ!毎日墓に見下ろされて暮らす姉貴たちの気が知れないね。」
「俺は、そんな説明を唐突に始めるあんたの方が理解できないけど。」



「それより、こっちの石は何だい?ドデカイのが3つもそびえ立ってるけど。」
「これは大守護石だよ。加護をもたらしてくれる不思議な石さ。」
「加護って?」
「例えば戦士系の加護を受けた場合、剣を振ったり、防御したりした時の上達具合って言ったらいいのかな、そういうのがメキメキと上達しやすくなるんだ。何故か飲み込みが良くなるっていうか。」
「へえ。それは凄い話だな。」
「だが注意しなきゃいけないのは、2つ以上の加護は同時には受けられないってことなんだ。」
「そう上手い話はないってわけか。」



「この石には魔術師の絵が描いてあるよ。」
「それは魔術師の石碑さ。加護を受けると、魔術関連のスキル上達が早くなるだろうな。」



「じゃあ、これにしようっと。」

俺が石碑に手を触れると、俄かに石碑が光りだし、俺の身にも変化が・・・

「え・・ええっと・・何か起こった?」
「いんや。見た感じはなーんも。」
「本当に加護ってあるのかなあ?」
「まあ言い伝えみたいなもんだからな。信じていればいいことあるさ。」



「おっと随分道草食っちまったな。朝までにリバーウッドに着いておきたいし、また走るぜ。」
「おいおい、いちいち立ち止まったのはレイロフだろーがよー。」



途中、狼の群れに襲われたりもしたが、レイロフの剣と俺の魔法で難なく蹴散らした。
剣士と魔法使いの組み合わせって結構イケルかもなー。
俺一人で旅することになったら、傭兵でも雇うとすっか。



「着いたぜ、カイト!ここがリバーウッドだ。」
「やっと着いたあ。」
「幸い、まだ帝国の手の者は来てないらしい。つーか、ドラゴンの件も誰も知らないようだな。」
「とりあえず、レイロフのお姉さんの所に行こう!」
【2012/08/29 21:04 】 | 伝承の旅 | 有り難いご意見(0)
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