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【2025/04/30 03:55 】 |
162 狼の女王の目覚め3


フッ・・・お前もすぐに死者となり、我を崇め奉るようになる。

死者となって尚、この世に災いをもたらそうとする悪女ポテマを拙僧は追い詰めた。
地下墓地の最奥で、霊魂となったポテマが拙僧に最後の戦いを挑んできた。



うお!またドラウグルがあちこちから湧いてきやがった!



はっはー!お前ら如き、数集まったって敵じゃねえんだよ!



まだだ。まだ終わらんぞ!

下僕を悉く蹴散らされたポテマが奥の部屋へと逃げた。



霊的エネルギー体となったポテマ自身が襲い掛かってきたが、無駄なあがきだった。



ふっ。終わりだ。

拙僧は霊体を難なく倒し、残された骨を回収した。
スティルの所へ持って行けば、彼が清めてくれる手筈になっている。



「ほっほ!本当にやり遂げ寄ったわ。失恋男は失う者がないから、無茶が出来ていいの!」
「あの~。拙僧、一応結婚して妻もいるんだけど・・。」
「お前の話はつまらん!」
「はあ?」
「清めの儀式はやっておくから、骨を置いてさっさと去れ!」

拙僧が今幸せだと知った途端、機嫌が悪くなって、拙僧は死者の間を放り出された。
一体何なんだ、この爺は?




「よくやってくれた!あんたは未曾有のソリチュードの危機から救ってくれた!」
「街の誰もが知らないけれど、あなたは真のソリチュードの英雄ですわ。」
「女王からの命で、この件は誰にも口外することはできない。ポテマが復活しようとしてたなんて、街の者にしてみれば不愉快極まりない話だからな。」
「ああ、構わんさ。別に拙僧は英雄になりたいわけじゃない。それよりもっと実のある物を・・」
「はっはっは。用意してあるさ。たんまりとな。」
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【2012/07/13 21:46 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
161 狼の女王の目覚め2


「よく来てくれた!やはりあんたほど頼りになる人はいなくてな。」

拙僧がソリチュードの宮殿・ブルーパレスに着くと、執政と宮廷魔術師が揃って出迎えてくれた。

「一体どうした?」
「最悪の事態だ。ポテマが蘇えろうとしているらしい。あんたが召還の儀式を妨害したので、まだ霊魂のままのようだ。」
「で、拙僧にどうして欲しいんだ?」
「まずは死者の間にいるスティマと話をしてみてくれ。知恵の塊のような人物だ。」



死者の間にて。



「おお!あんたが噂の男だな。会いたかったぞ。」
「拙僧の事を知っているのか?」
「ああ。うちの女王に告って撃沈した奴じゃ。はっはっは!」
「・・・もっとマシな噂は聞いてねーのか!?戦争の英雄とかドラゴンボーンとか。」
「そんなつまらん話に興味はない。」

だが、ゴシップ好きの老人スティルは、有益な情報を与えてくれた。

「『神々の聖堂』の地下には広大な墓地があるらしい。そこでどうやらポテマは復活を目論んでいるようじゃ。今では吸血鬼やドラウグルが続々と終結しつつあるらしいぞ。」



『神々の聖堂』と言えば、ソリチュードの街中にある八大神を祭る聖堂だ。豪勢な聖堂で、信者は好みの8大神に祈りを捧げることができる。まさかそんな清らかな場所の真下に巨悪が潜んでいようとは。街の人々が知ったら、パニックを起こすだろう。



うわ!

つい最近空けられたと思われる穴を潜って中に入った途端、邪悪なものを感じた。
ん?さっそく吸血鬼のお出迎えか!?



無駄ぁ!



からくりも複雑な所だ。
っていうか何故こんな墓地に複雑な仕掛けを施す・・・?
古代人の考えることは分からん。



その後も拙僧とポテマを守護する死者共は、幾度となく戦闘を繰り広げた。



無駄無駄ぁ!



無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!



無駄ァ!



こうも無尽蔵に湧いて出られると、さすがの拙僧も疲れるわ。ヤレヤレだぜ。
【2012/07/13 21:34 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
160 狼の女王の目覚め1


「探したぜ。」

闇の一党での初任務を終了させた後、アストリッドの依頼とやらは、とりあえず置いといて拙僧はアジトの外を散歩していた。道化師を中心とした馬鹿騒ぎに関わるのが、正直煩わしかったからだ。

ぶらぶらして小一時間が経った頃、郵便配達人がやっと見つけたとばかりに、拙僧に書状を渡した。



ソリチュードの執政、ファルク・ファイアビアードからだった。

「あんた、凄い人と知り合いなんだなあ。」
配達人が感嘆の声を漏らした。
【2012/07/11 20:29 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
159 初任務


すすっ・・・

(ん?光?)




ひでぶっ!



ううっ



ばたっ・・・・


突然のことに考える余地などあろうはずもない。

イヴァルステッドに住む物乞いナルフィは、眼前に現れた光を認識するや否や、炎に包まれてあっさりと逝った。

盗賊ギルドで身につけた技術や、デイドラ王女のノクターナルから手に入れた透明化スキルを駆使できる拙僧は、その気になれば標的に気付かれず至近に接近することが可能である。

拙僧はナジルから3人の標的を抹殺するという初任務を請け負った。

1人目の犠牲者が彼だったという訳だ。





ナジルからは暗殺の手段は問わないと言われている。
拙僧の裁量に任されている訳だ。


「ベイティルド?」
「ええ、そうだけど。あなたは?」
「拙僧は闇の一党の者だ。私怨はないが、あんたの命をもらい受けに来た。」
「はっ!そう易々といくもんですか!」



「死にさらせぇ!」
「ふっ・・・。衛兵や街の者達がお前に注目しているぞ。」
「うるさい!避けてばっかりいないで、とっとと私の手にかかりな!」



・・・警告だったんだがな。
これで拙僧は正当防衛を主張できるぞっと!

ぎゃあああああーーー!



2人目の標的はドーンスターの鉱山オーナー、ベイティルドだった。
さすが女手一つで、鉱山労働者を束ねていただけのことはあり、肝の据わった人物だった。
やや単細胞な部分はあったが、最早この世で非難されることはない。



3人目の標的は、とあるキャンプに住むエノディウス。
人里から離れた場所で野宿する彼に注意を払うものはいない。
拙僧は彼をひっそりと手にかけた。



これで任務完了だ。



聖域へと戻った拙僧は、メンバーの大半が広場に集まっているのに気付いた。
輪の中心には巨大な箱を従えた道化師風の男が一人。

(どこかで見たような・・・。)



「いい所に帰ってきたわね。」

拙僧の姿を確認して、アストリッドが呼びかけてきた。
「あなたに任せたいヤマがあるの。でも、まずはナジルに初任務の成果を報告してらっしゃい。」



「良くやった!やはりお前は見込んだ通りの男だ。」

ナジルは拙僧からの報告を受けて、手を叩いて絶賛した。

「そんなに凄いか?任務中は、あまり難しくは感じなかったが。。」
「それだけあんたが優れてるってことさ。これからも励んでくれ!」
【2012/07/10 00:05 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
158 聖域


闇の一党のリーダー・アストリッドからメンバーを紹介された。



まずはリーダーのアストリッド。
彼女の美貌に目が眩み厭らしいことをしようとした叔父を殺して以来、ここで過ごしているそうだ。
最初の殺しで適正に目覚めたとか。
才能は素晴らしいらしく、どんどん昇格して、今やリーダーを務める程になった。



アストリッドの夫、アーンビョルン。頑固な親父。
元同胞団らしい。ウエアウルフであることをあっさりと明かした。
初対面の拙僧の事を嫌いだとか抜かしやがった。
ストレートすぎて、爽快でもある。



レッドガードの変り種、ナジル。
拙僧の初任務は彼が用意してくれるらしい。



神童、フェスタス。
1歳で簡単な魔法を唱え、3歳で複雑な魔法を使いこなした。
魔法の真理を読み解くほどの天才だが、容易に運びすぎる生活にうんざりし、この世界に身を投じた。



生まれた時から、この世界にいたアルゴニアンのヴィーザラ。
シャドウスケールの生き残りだとか。



ガブリエラ。ダンマーの女魔術師。
カワイイけれど、なんか天然入ってる?
言っていることがちょっとアレな不思議ちゃん。



闇の一党、一番の食わせ者、バベット。
可憐な少女のふりして、実は300歳のヴァンパイア。
見かけを利用して相手を油断させ、手にかけまくっているようだ。


そうそうたるメンバーに拙僧は歓迎された。
彼ら曰く、拙僧は並々ならぬ才能を持っているらしい。

期待半分、白眼視半分の新人の登場といったところだろうか。
ま、上手くやっていこう。
【2012/07/08 11:46 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
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