フッ・・・お前もすぐに死者となり、我を崇め奉るようになる。
死者となって尚、この世に災いをもたらそうとする悪女ポテマを拙僧は追い詰めた。
地下墓地の最奥で、霊魂となったポテマが拙僧に最後の戦いを挑んできた。
うお!またドラウグルがあちこちから湧いてきやがった!
はっはー!お前ら如き、数集まったって敵じゃねえんだよ!
まだだ。まだ終わらんぞ!
下僕を悉く蹴散らされたポテマが奥の部屋へと逃げた。
霊的エネルギー体となったポテマ自身が襲い掛かってきたが、無駄なあがきだった。
ふっ。終わりだ。
拙僧は霊体を難なく倒し、残された骨を回収した。

スティルの所へ持って行けば、彼が清めてくれる手筈になっている。
「ほっほ!本当にやり遂げ寄ったわ。失恋男は失う者がないから、無茶が出来ていいの!」

「あの~。拙僧、一応結婚して妻もいるんだけど・・。」
「お前の話はつまらん!」
「はあ?」
「清めの儀式はやっておくから、骨を置いてさっさと去れ!」
拙僧が今幸せだと知った途端、機嫌が悪くなって、拙僧は死者の間を放り出された。
一体何なんだ、この爺は?
「よくやってくれた!あんたは未曾有のソリチュードの危機から救ってくれた!」
「街の誰もが知らないけれど、あなたは真のソリチュードの英雄ですわ。」
「女王からの命で、この件は誰にも口外することはできない。ポテマが復活しようとしてたなんて、街の者にしてみれば不愉快極まりない話だからな。」
「ああ、構わんさ。別に拙僧は英雄になりたいわけじゃない。それよりもっと実のある物を・・」

「はっはっは。用意してあるさ。たんまりとな。」

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