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【2025/04/20 06:13 】 |
210 世界を喰らう者の巣


「拙僧に考えがあるんだ。頼むよ。」
「ま、元々あんたの為の作戦だし。あんたがそう言うなら、良いんすけど。どーなっても知りませんよ。」
「わーってるって。」



「おい、ドラゴン。お前は一度拙僧に捕らえられて、その後解放された。意味、分かるよな?」
「ふん。小癪な話だが、お前と真っ向勝負を望んだ我が馬鹿だったわけだ。ま、お主の戦略勝ちという見方もあるか。」
「望み通り、戦ってやってもいいが?念のため言っておくが、拙僧はアルドゥインに勝ってるんだぜ。」
「そこが理解できんのだ。なぜ、あの方が人間風情に・・・。」
「ただの人間じゃねえ。ドラゴンボーンだよ。それより良いのか?同じ人間に二度も負けたとあっちゃ・・・」
「・・一度の敗北で十分だ。良かろう、何なりと願いを叶えてやろう。言ってみろ。」
「拙僧をアルドゥインの下へ連れて行け。」



「・・・背に乗れ。飛んで行ってやる。」



「物分りがいいな。良いのか?アルドゥインを裏切ることになるぜ。」
「裏切ったのは奴の方だ。絶対的強さを盾に、奴はドラゴン族の支配者として君臨していた。だが、一度敗北した以上、奴は無条件では支配者のままでいられぬ。」
「・・・もう一度拙僧と戦って、勝つ・・・必要があるか。」
「我はその再戦の舞台を整えるに過ぎん。」



「理由なんて、何でもいいさ!アルドゥインの下へ行けるんならな!」



「ふん。我の飛翔は荒いぞ。落ちてもしらんからな。」





アルドゥインは何と、ソブンガルデにいるらしい。
そこで死者の魂を喰らって、傷の回復を待つつもりのようだ。

生者が生きたまま死者の国へ行く方法は只一つ。
スカルダフンの転移門を通らねばならない。
そしてスカルダフンにはドラゴンしか行けないのだ。



「我はここまでだ。ここから先はお前一人で行け。」
「なんだよ、勝負を見届けるんじゃないのか?」
「ここから先は、いまだアルドゥインに忠誠を誓うものたちとの戦いになる。彼らと戦うのも奴との決戦の一部。どうして我がお前の手助けなぞできよう。」
「わーったよ。その代わり、帰り道はまた頼むな。」
「勝者となった暁には、喜んでお前に仕えよう。」



おうおう、ドラウグルにドラゴンがうじゃうじゃ出てきますなあ!



そうは言っても負けられないのよね~。



お次はドラゴン・プリーストかい。



・・・あんまりサクっと倒しすぎたんで、スクショ撮るの忘れてたよ。
さて、彼から取り戻した杖を紋章の上に突き刺して、と。



ほい、転移門の復活、と。



あーあー。とうとう来ちゃったよ、ソブンガルデ。
まさか死者の国にまで来る羽目になるとはなあ。



な~んか、空も禍々しいし。ヤダねぇ。
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【2012/08/19 01:09 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
209 戦死者


「おう、久しぶりだな。ドラゴンボーンとして認められたか?」
「ああ、おかげさんで。ところで、ちょっとお願いあるんだけど。」
「おお、ホワイトランの救世主の頼みだ。何なりと叶えよう。」
「ありがてえ。じゃ、さ、ここにドラゴンを誘き出すからさ、捕らえてくんね?」

「ぶほーーほっほほ!」

「お、おい。いきなりむせて大丈夫かよ。」
「いきなり、何言ってんの?お前ってお馬鹿さんなの?そーだったの?」
「いや、無茶言ってるのは重々承知してるけどさ。」
「それは無茶ってレベルじゃねー!無理ってゆーの!!」
「さっき何でも願いを適えてくれるっていったじゃねーか!?」
「い、いや・・そーだったっけ?」
「まさか首長は嘘なんか付かねーよな?・・・よりにもよって恩人に!?」
「あああ!じゃあ、ドラゴンを誘き出す手段はあるのか?そっちをまずは詰めてこいよ。そしたら考える!」
「・・その言葉、忘れんなよ!」



「・・・って訳だ。」
「ほうほう。上手く交渉を纏めたようだな。」
「アレを交渉と言って良いならねえ。で、誘き出すにはどうしたらいいんだ?言っとくけど、あんた頼みなんだぜ。」
「簡単なことだ。名前を呼ぶんだ。」
「はあ?」
「もちろん竜語で言う必要はあるんだが。ドラゴンってのは元々高慢な連中ばかりだ。名前を呼ばれて、その挑戦を受けない奴はいない。相手がドラゴンボーンであれば、尚更な。」
「じゃー、誰かアルドゥインの側近の名前を呼んで、のこのこ出てきた所を捕まえりゃいいわけか。」
「その通りだ。ちょうどいい奴がいる。オダハヴィーングだ。奴は頑固でいじっぱりで、負けず嫌いと来ている。お前の呼びかけを無視することはあるまい。」



「よぉ、首長。誘き出す方法を掴んできたぜ。」
「ほお、で、どうやるんだ?」
「かくかくしかじか・・・。」



バルグリーフはようやく『ウン』と言ってくれた。
おお、ここが古代にもドラゴンを捕らえたことのある場所か。

じゃあ、行くぜ。

カモン!オダハヴィーング



呼んだか、コノヤロ~!




ほうほう。やはり血の気が多いやつが来たな。



はい♪鬼さん、こ~ちら。手ーのなる方へ!



ある程度、拙僧がドラゴンと遊んでいるうちに、ドラゴンは少しずつ奥へと引き込まれていった。

ガシャーン!

あるポイントで拙僧が目配せをすると、天井から急に降りてきて、ドラゴンの体を拘束した。

ハッハー!作戦成功だぜ~!



ハッハッハー!気持ちいいな、おい!



って、無邪気に喜んでる暇はなかったな。

「おい、すまん。拘束を解いてくれ。」
「は?何言ってんすか!?やっとの思いで捕まえたばかりですよ!」
【2012/08/19 00:21 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
208 アルドゥインの災い2


オラオラオラオラーー!
飛べねえドラゴンは、ただのドラゴンなんだよぉーー!


『ただのドラゴンでも十分強いわ!』とか言って、アルドゥインは必死に反撃してきたが、拙僧が切り刻むスピードの方が断然速い。

「これぐらいの炎なんて、へっちゃらどす~。」
「なめやがって!」




「ちきしょお。これまでか。」
「ふん、観念したか。」
「これほどまでに、人間が成長していたとは、な。」



さらばだっ!

くそっ。アルドゥインの奴、支配者気取りの癖して、恥も外聞も無く逃げ出しやがった。



「すまねえ。逃げられちまった。」
「仕方なかろう。歴史上、あそこまで追い詰めたのはお前が初めてだ。」
「どうすりゃいい?このままじゃ、奴は傷を癒したら、また襲ってくるぜ。」
「だが、奴の威信はズタボロだ。あいつの部下の中にも進退を考えるやつが出てこよう。あいつの部下を捕らえて、裏切らせよう。」
「倒すならともかく、捕らえるってどーすんだ?」
「ドラゴンズリーチへ行け!あそこは元々ドラゴンを捕獲しておく為の場所だ。」
「でも、ホワイトランの首長が『うん』と言わねーぜ、きっと。」
「そこはお前に任せる。」

アルドゥインの手下を呼び出す手段は、パーサーナックスに任せ、拙僧はドラゴンズリーチへと向かった。
【2012/08/15 21:42 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
207 アルドゥインの災い1


「よし。星霜の書を持って、時の傷跡の上で書を開け。」
「どーでもいいけど、何でそんな所でポーズ付けて言う必要があるんだ?」
「そういうことは放っておけ。」



ああ・・・やっとこいつを使えるぜ。
重量20もある癖に、クエストアイテムだから手放せなくて鬱陶しかったんだよなぁ。



ほらよ。

こいつを開いたら、過去に行って、ドラゴンレンド・シャウトが使われるシーンを直に拝めるって話だけど、本当かなあ?



ん?なんだか景色が歪んできたぞ。



おおおおーーー!タイムスリップ成功って感じ。

・・・ここは戦場か。
戦士やドラゴンがあちこちに倒れてる。

正面にいるのは、2人の騎士と魔道士・・・それにアルドゥイン!?



うわ!すげえ。
騎士達が何か叫んだと思ったら、アルドゥインが地面に引きずり下ろされた。
おーおー!アルドゥインが困惑してるぞ。



あ、魔道士が星霜の書を取り出した。

『アルドゥインよ、はるか未来へと吹っ飛べ!』

・・・って、ええええっ!



『くそおおおおお!!覚えておけ、人間共!必ずや、滅ぼしてくれる。』

そして、アルドゥインは消滅した。

『やったー!アルドゥインが消え去った。』
『平和だ。平和がやってきた!』
『ばんざーい!ばんざーい!』

・・・おいおい。
アルドゥインが飛ばされてきた時代にいる拙僧たちがめちゃくちゃ迷惑してるんですけど。。



ちきしょお。

一言文句言ってやろうとしたのに、星霜の書によるタイムスリップはここまでらしい。


そして、戻った先では・・・



いきなりアルドゥインによるお出迎え。

もう、いやーーー!



こうなったら、ヤケじゃ。
覚えたてのドラゴンレンド・シャウトを使ってやる!



けっけっけ。
上手く地に引き摺り下ろせたようだな。

今の拙僧は少々機嫌が悪いんだ。
とことんやらせてもらうぜ、覚悟しなっ!
【2012/08/15 17:14 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
206 小瓶の修理


「探したよ。ここに居たのか。」
「配達人の兄ちゃんじゃねえか。よく見つけたな。」
「ウインドヘルムのクインタス・ナバレから手紙を預かってる。急ぎらしい。」
「分かった、ありがとう。」



ほう。師匠に代わって、弟子が小瓶の修理に挑むわけか。
急を要するようだし、さっそくウインドヘルムへ向かうとするかねえ。



「手紙を受け取ったぞ。すまんな、遅くなった。」
「スカイリム中のあちこちに行ってるみたいだね。配達人が根気良く探してくれて助かった。」
「まあな、一応冒険者だし。」
「師匠の具合が急に悪くなったんだ。正直、明日をも知れない感じだ。」
「あんなに憎まれ口を叩いていたのに。」
「やはり、一生をかけた夢が潰えたのが相当答えたらしい。」
「で。例の小瓶を修理できるようになったんだって?」
「ああ。その件で助けて欲しくて来てもらったんだ。」

「詳しくは以前のお話 『108 ホワイトファイアル』 を参照・・・だな!」

「一体、誰に話しかけてるんだ?」
「こっちのことだ、気にすんな。・・・で、どうすればいい?」
「これから言う3つのアイテムを集めてきてくれ。」



1つ目は世界のノドにある『溶けない雪』だ。
グレイビアードが魔法をかけて、火で炙っても決して溶けることがないそうだ。

これを特殊な方法で加工する。容器のベースになるものだ。



2つ目は『マンモスの牙粉』だ。
知ってのとおり、マンモスの牙は加工など不可能なほどの硬度を誇ってる。
だが、巨人達はそれを磨り潰して粉にする方法を知っているらしい。
巨人のねぐらに忍び込んで、粉を取ってくるんだ。

先程の溶けない雪に混ぜて、鋼鉄よりも固い瓶の素材にする。



3つ目が最も厄介だ。欲しいのは『ブライア・ハート』だ。
知ってのとおり、フォースウォーンの特殊階級の戦士の心臓だ。
彼らは特殊な儀式を行っている。それが古代の魔法に最も近いんだ。

溶けない雪とマンモスの牙粉を加工する為の必須アイテムだ。


拙僧は、数日かけてそれらを集めて回った。



「よく集めてくれた。これから瓶の修理に取り掛かる。」



「師匠!師匠!見てください。例の小瓶が直りましたよ。」
「な・・に・・・本当か。それは凄い。・・・ああ、これで人生に悔いはなくなった・・・。」
「何を気弱な!これからじゃないですか。もっと私を指導して頂かないと!」
「・・・お前には・・もう十分教えた。・・・あ・・りが・・と・・・・」
「師匠ーーーーーっ!」



「残念だ。」
「ああ・・・だが、人生に無駄なことは何一つないってことがよく分かった。」
「これからどうするんだ?」
「師匠のような錬金術師にはなれそうにない。だけど、がんばってみるよ。まだ師匠から学べる事はたくさんある。まずは師匠の手記を紐解くだけでも相当時間がかかりそうだな。」
「そうか、がんばれ。」

きっと彼は師匠にも劣らない程の立派な錬金術師になることだろう。
【2012/08/14 22:53 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
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