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「探したよ。ここに居たのか。」 「配達人の兄ちゃんじゃねえか。よく見つけたな。」 「ウインドヘルムのクインタス・ナバレから手紙を預かってる。急ぎらしい。」 ![]() 「分かった、ありがとう。」 ほう。師匠に代わって、弟子が小瓶の修理に挑むわけか。 ![]() 急を要するようだし、さっそくウインドヘルムへ向かうとするかねえ。 「手紙を受け取ったぞ。すまんな、遅くなった。」 「スカイリム中のあちこちに行ってるみたいだね。配達人が根気良く探してくれて助かった。」 ![]() 「まあな、一応冒険者だし。」 「師匠の具合が急に悪くなったんだ。正直、明日をも知れない感じだ。」 ![]() 「あんなに憎まれ口を叩いていたのに。」 ![]() 「やはり、一生をかけた夢が潰えたのが相当答えたらしい。」 ![]() 「で。例の小瓶を修理できるようになったんだって?」 ![]() 「ああ。その件で助けて欲しくて来てもらったんだ。」 「詳しくは以前のお話 『108 ホワイトファイアル』 を参照・・・だな!」 ![]() 「一体、誰に話しかけてるんだ?」 「こっちのことだ、気にすんな。・・・で、どうすればいい?」 「これから言う3つのアイテムを集めてきてくれ。」 ![]() グレイビアードが魔法をかけて、火で炙っても決して溶けることがないそうだ。 これを特殊な方法で加工する。容器のベースになるものだ。 ![]() 知ってのとおり、マンモスの牙は加工など不可能なほどの硬度を誇ってる。 だが、巨人達はそれを磨り潰して粉にする方法を知っているらしい。 巨人のねぐらに忍び込んで、粉を取ってくるんだ。 先程の溶けない雪に混ぜて、鋼鉄よりも固い瓶の素材にする。 ![]() 知ってのとおり、フォースウォーンの特殊階級の戦士の心臓だ。 彼らは特殊な儀式を行っている。それが古代の魔法に最も近いんだ。 溶けない雪とマンモスの牙粉を加工する為の必須アイテムだ。 拙僧は、数日かけてそれらを集めて回った。 ![]() 「よく集めてくれた。これから瓶の修理に取り掛かる。」 ![]() 「師匠!師匠!見てください。例の小瓶が直りましたよ。」 「な・・に・・・本当か。それは凄い。・・・ああ、これで人生に悔いはなくなった・・・。」 ![]() 「何を気弱な!これからじゃないですか。もっと私を指導して頂かないと!」 ![]() 「・・・お前には・・もう十分教えた。・・・あ・・りが・・と・・・・」 ![]() 「師匠ーーーーーっ!」 ![]() 「残念だ。」 「ああ・・・だが、人生に無駄なことは何一つないってことがよく分かった。」 「これからどうするんだ?」 「師匠のような錬金術師にはなれそうにない。だけど、がんばってみるよ。まだ師匠から学べる事はたくさんある。まずは師匠の手記を紐解くだけでも相当時間がかかりそうだな。」 「そうか、がんばれ。」 きっと彼は師匠にも劣らない程の立派な錬金術師になることだろう。 PR |
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