「よし。星霜の書を持って、時の傷跡の上で書を開け。」
「どーでもいいけど、何でそんな所でポーズ付けて言う必要があるんだ?」
「そういうことは放っておけ。」
ああ・・・やっとこいつを使えるぜ。
重量20もある癖に、クエストアイテムだから手放せなくて鬱陶しかったんだよなぁ。
ほらよ。
こいつを開いたら、過去に行って、ドラゴンレンド・シャウトが使われるシーンを直に拝めるって話だけど、本当かなあ?
ん?なんだか景色が歪んできたぞ。
おおおおーーー!タイムスリップ成功って感じ。
・・・ここは戦場か。
戦士やドラゴンがあちこちに倒れてる。
正面にいるのは、2人の騎士と魔道士・・・それにアルドゥイン!?
うわ!すげえ。
騎士達が何か叫んだと思ったら、アルドゥインが地面に引きずり下ろされた。



おーおー!アルドゥインが困惑してるぞ。
あ、魔道士が星霜の書を取り出した。
『アルドゥインよ、はるか未来へと吹っ飛べ!』
・・・って、ええええっ!
『くそおおおおお!!覚えておけ、人間共!必ずや、滅ぼしてくれる。』
そして、アルドゥインは消滅した。
『やったー!アルドゥインが消え去った。』

『平和だ。平和がやってきた!』

『ばんざーい!ばんざーい!』
・・・おいおい。
アルドゥインが飛ばされてきた時代にいる拙僧たちがめちゃくちゃ迷惑してるんですけど。。
ちきしょお。
一言文句言ってやろうとしたのに、星霜の書によるタイムスリップはここまでらしい。
そして、戻った先では・・・
いきなりアルドゥインによるお出迎え。
もう、いやーーー!
こうなったら、ヤケじゃ。

覚えたてのドラゴンレンド・シャウトを使ってやる!
けっけっけ。

上手く地に引き摺り下ろせたようだな。
今の拙僧は少々機嫌が悪いんだ。

とことんやらせてもらうぜ、覚悟しなっ!

PR