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【2024/05/01 02:05 】 |
202 アルドゥインの壁


「久しぶりじゃのう。」
「ホント久しぶりね。」
「まったく変わっとらんな。良い形の乳といい、ぷりぷりの尻といい、とても五十過ぎの・・・。ぐへっ!」
「今度年齢のこと言ったら、殺すわよ。」
「・・・もう死にそうじゃわい。」



「エズバーン、あなたももう聞いたでしょ。彼が・・・。」
「ああ、最後の希望じゃ。」
「で、これからどうしたらいいの?あなたの知識が頼りなんだけど。」
「スカイ・ヘブン聖堂へ行くべきじゃな。そこに『アルドゥインの壁』がある。」
「ちょ、ちょっと待って。話が良く見えないんだけど、それがどうかしたの?」
「『アルドゥインの壁』はかの災厄とも言うべきドラゴンについて、ブレイズが調べられる限りを記した記録板じゃ。それを見れば、奴を倒す手段が分かるかもしれん。」
「分かったわ。じゃ、善は急げね。向こうで落ち合いましょ。」



「オーグナー。とうとうこの日が来たの。私はもう行かなくちゃならない。あなたにこの宿をあげるわ。」
「そうか、がんばれよ。」
「あなたもね。今までありがとう。」



「ここが、スカイ・ヘブン聖堂。」
「なんつーか、デカイな。」
「気を付けろ。先代のブレイズ達がどんな罠を仕掛けているか分からんぞ。」



手始めは絵並べね。
ドラゴンボーン印を揃えると・・・



はい、橋が開通~!
・・・って、拙僧を置いて先に行くなよ~。



「ん?こんな所で立ち止まって、どうした?」
「見て分からない?圧力板の罠よ。」
「ドラゴンボーン!出番じゃ!」
「・・・はいはい。」



最後にして唯一の希望なら、もうちっと拙僧を大切に扱ってくれよなー。
あ、ひょいひょいっと。



「そいつだー!その鎖を引けー!」
「そうしたら、きっと罠が解除されるわー!早くしなさいー!」
「・・・はいはい。」

がちゃっ



「よくやった!」
「その調子よ、ドラゴンボーン!」

だから、拙僧を置いて、先先進むなって!



おいおい、今度はいかつい門だな。



「ドラゴンボーン出番じゃ。」
「はいはい。」
「血だ、お主の血をこの足元の円盤上に垂らせ。」
「へーへー。」



「痛いの嫌だな~。」
「何を言うとる。早うせんかい!」
「わ~ったよ。耳元で喚くなって。」

えいっ!いちちち。



本当に開いた。
どういう仕組みなんだ?DNA解析装置とかあるのか?



「これだ・・・見ろ、すごい。全ての伝承が描かれている。」
「で、肝心のアルドゥインの倒し方はあるの?」
「待て。全てって言っただろう。ああ、ここだ。どうやらシャウトを使って倒すようだな。」



「シャウト?そんなすごいやつは、拙僧知らんぞ。」
「じゃあ、グレイビアードに聞いてみるしかないわね。」
「えー!?またあいつらの所に行くのかよ。」
「見た目も中身も変人だから、そう言いたくなる気持ちは分かるけど、がんばって!」




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【2012/08/14 10:40 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
201 追い詰められたネズミ


「よお、ヴェケル。一杯くれねえか。」
「長か。久しぶりだなあ。またご活躍だったみたいじゃねーか。」
「何か皆にアゴで使われてるだけのような気がするよ。」
「はっはっは。気のせい。気のせい。」
「ところで、エズバーンとかいう爺さんを探してるんだが、知らないか?」
「何っ、長もか?」
「・・・誰か他にいるんだな?拙僧同様、エズバーンを探している奴が。」
「その通り。エルフだよ。素性を隠しちゃいるが、あれはきっとサルモールに関係していやがるな。」
「そうか、分かった。助かるぜ。」
「エズバーンという爺さんは、この先の地下に篭ってる。金をたんまり前払いでもらっててな。食事を定期的に運んでるんだ。気ぃ付けなよ、長。」
「ああ。」



「侵入者だ!始末しろ!」

ラットウェイ・ウォーレンズに入った途端、黒衣のエルフ達に襲い掛かられた。
いきなりかよ!



なめんな!

拙僧は、行く手を遮るサルモールの手先共を片っ端から片付けて、エズバーンの篭っているという部屋へと急いだ。



「エズバーン!さっさと出ろ!ここに追っ手が迫ってる!」
「・・・お主は誰じゃ?」
「デルフィンからの使いだ。ええっと確か合言葉は・・・」



拙僧がデルフィンから聞いた言葉を伝えると、ようやくエズバーンは扉を開けてくれた。
本当に用心深い奴。



「せっかく来てもらった所をなんじゃが、地上に出てもどうせ死ぬだけじゃ。それなら、いっそここでワシは死のうと思う。」
「なんで駄目だって決めるんだ。やってみなくちゃ分からないだろう?」
「分かるんじゃよ。世界を滅ぼすアルドゥインが復活した。しかし、唯一対抗し得るドラゴンボーンはここ数世紀、現われとらん。もうお終いなんじゃ。」
「拙僧がドラゴンボーンだと言ったら?」
「なんじゃと?」
「拙僧はドラゴンボーンだ!グレイビアードもデルフィンも認めている。」
「それはすごい!なら、話は別じゃ。ワシをさっさとデルフィンの下へ連れて行けい!」
「現金な奴。」
【2012/08/13 22:19 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
200 草の根分けても2


ヴェックスに教えられた通り、トルバルド洞窟へやってきた。
ここにバレンジアの王冠があるという。

まーたドワーフの遺跡かよ。
案の定、ファルメル出まくりだし。



無駄に広いし。



幽霊も出て、訳分からんし。
拙僧ってば、バレンジア伝説をよく知らんのよね~。
読めと言わんばかりに、全巻落ちてるけど、無視無視。



昔、ここで激闘でもあったのだろうか。
最奥の広場には遺骨が至る所に散らばっていた。



おお、その一隅にぽつんと落ちているのは、まさしく王冠!



王冠をGETした拙僧が、ふと振り返ると、騎士風の幽霊が現れていた。

幽霊は何をするでもなく、ただ佇んでいるだけ。
何故だ、何故そんな哀しい目をする?



拙僧はバレンジアに纏わる伝説を知らない。
だからここで何があったのかも良く知らない。

騎士の亡霊が何を訴えたいのかも伝わってこない。
すまない・・・。

だ・か・ら・



さっさと成仏せいや~!!!

ぐ、ぐおおおおおおおーーーー!

亡霊は絶叫とも言っても過言ではない雄たけびを上げて、あっけなく滅した。

ふん、いつまでも、じろじろ見やがって。うざいっての!

幽霊が滅した後には、エルフ装備一式が残ったので、ちゃっかり回収。
いやあ~儲かりまんな~。



「よくやってくれたね~。さすがは我らが長だ。頼りになるねえ。」
「ふんっ。こんな時だけヨイショしたって、何にもならんぞ。」
「これは盗賊ギルドの鑑みたいなもんさ。これからはギルドメンバー全員に恩恵が出るだろう。これで今後のギルドは安泰だよ。」
「ま、皆が喜んでくれるのならいいか。」
【2012/08/13 22:05 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
199 草の根分けても1


拙僧は、ラットウエイに潜伏しているというエズバーン爺の下へ向かう前に、盗賊ギルドへとやってきた。
ついにある目的を果たしたからだ。

「ヴェックス!やっと集めたぞ。」
「本当かい!24個も!?全部!?」
「ああ、本当だ。」



拙僧は、先日のサルモール大使館から逃亡する際、地下道でバレンジアの石の24個目をとうとう見つけたのだった。

「あああ、うざかったアイテム欄もこれでようやくすっきりするぜ。で、これはどれほどの富を生むんだ?」
「い、いや富じゃないんだ。パワーなんだよ。」
「パワー?」
「そうだ。盗賊ギルドは、あんたの代になって過去最高の栄華を極めてる。だけど、パワーがなけりゃただのこそ泥の集団に過ぎない。もし、その石をバレンジアの王冠にすべて嵌め込むことができれば、盗賊ギルドの全員にとてつもない恩恵が齎されるんだ。」
「なんだよ、最初からそれが狙いか?」
「すまないねえ。長の力をみくびってたよ。まさか、あんたが石を全て集めきるなんてねえ。」
【2012/08/13 11:35 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
198 サルモールの暗殺者を始末せよ


「長ぁ!感謝するよ。サルモールの手から救ってくれて!」
「ええっと。」
「俺だよ。忘れたのかい?エズバーンとかいう爺さんの行方について、拷問されてた男だよ。」
「ああ、お前うちのもんだったのか?」
「ひでえなあ。末端の構成員の顔ぐらい覚えておけよ。・・・ところで、一緒に逃げたマルボーンって奴がどうも危ないらしいぜ。」
「どういうことだ?」
「暗殺者が追ってるって話だ。奴はウインドヘルムに逃げ込んで、そこで身動き取れなくなってるらしい。」



「よお!久しぶりだな。」
「・・・あんたか。けっ。こっちはあんたらのおかげで散々な目に遭ってるぜ。」
「暗殺者の件か?」
「知ってるんだな。ウインドヘルムの入口で妙なカジートがうろちょろしてやがるんだ。あいつの目を見て、俺はぞっとしたね。あれは俺を狙ってる目だ。間違いない。」
「分かった。拙僧が何とかしてやろう。」



拙僧はウインドヘルムの入口近くで屯しているカジートキャラバンに話しかけた。

「よお。ご無沙汰だな。」
「盗賊ギルドのお友達じゃないか?どうした?商品でも探してるのか?」
「いや、ちょっと人をな。最近妙なカジートがここら辺をうろちょろしてるって噂を聞いたんだが。」
「・・なら話は早い。ほら、そこにいる奴だ。別に仲間でもないくせに、俺らの近くで寝起きしやがるんだ。常に殺気立ってるし、訳が分からねえ。」
「情報サンキュー!」



拙僧は、少し離れた所にいるカジートの所へ行った。
なるほど。聞いてなければ、彼もまたキャラバンの一員に見える。
上手く溶け込んでいる訳だ。

「よお。マルボーンから伝言があるぜ。」
「へえ?何だい?」
「死んでくれってさ。」



「はっはー!そりゃ、気が合うなあ。俺も同じ事を思ってたんだ!」

そのカジートは瞬く間に、ナイフを抜き放った。



じゃ、そうゆうことで。



あばよ。




カジートの懐からは、マルボーンの暗殺指令書が出てきた。
やはり、彼はマルボーンの読みどおり、暗殺者だったようだ。
・・・良かった。間違いじゃなくて。



「もう大丈夫だ。暗殺者はいなくなった。」
「そうか。ありがとう!俺は今すぐ旅立つとするよ。・・・おおっとこれはお礼だ。長い年月をかけて、ちょこちょことサルモールから財をくすねてきたんだ。」
「・・・それで250Gか?泣けてくるなあ。」
「うっせーや。俺はこれからモロウインドへ行く。サルモールはダンマーとは折り合いが悪いからな。」
「気をつけていけよ。元気でな。」
「あんたもな。」
【2012/08/13 11:25 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
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