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072 思い出の夜3


エニスに聞いて、ホワイトランのイソルダに話を聞きに来た。


「指輪をあげたら急にいなくなったんだもの。心配したわよ。」
「指輪?」
「婚約者に渡すって言ってたでしょ。あんなにロマンチックな話を聞いたのは生まれて初めてよ。」

大抵のことは覚悟していたが、こ、婚約者ですか!

「ウィッチミスト・グローブの下で彼女と出会ったって言ってたわね。運命的な恋に落ちたって。」
「そ、そんなこと言ってた?」
「ええ。だからいい話を聞かせてもらったお礼と祝儀を兼ねて、指輪をプレゼントしたのよ。」
「か、彼女に会ってくる!」

うっひょー!美人だと良いなあ。
でへ、でへへ
一路、ウィッチミスト・グローブへ!



ま、まさか。
お願いだ。誰か・・誰か、嘘だと言ってくれ!

「ダーリン、戻ッテキテクレタノネー!」

ヤダヤダヤダヤダ!

婚約者というのは、ハグレイブンの魔女だった。

「ゆっ、指輪を返せ!」
「モシカシテ、心変ワリシタノ?・・・ソンナノ、アタシ許サナイ!」

寄るな!潤んだ乙女の瞳で見つめるな!うぎゃー!!





その後、何をどうしたのか詳細は、拙僧もさっぱり分からないが、
気がついたときには指輪を片手に、ホワイトランに向けて無我夢中で全力疾走していた。



「あら?運命の彼女とは再会できた?」
「ああ、一瞬死線を彷徨った。」
「え?」
「いや、手違いでな。婚約は破棄になったんだ。あんたには指輪を返しておこうと思って。」
「そうだったの。それはご愁傷様。だったら式場もキャンセルしなきゃね。」
「え?拙僧ってばそんなモンも手配したの?」
「何言ってるの?あなたが言ったことでしょう。『モルブンスカーに親戚一同、知人縁者を集めて、盛大な結婚式を挙げるんだ!』って。」
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【2012/05/01 12:09 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
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