「ええっ!マジカよ!借金がチャラになるのか!?夢じゃないだろうな?嘘だったら泣くぞ!」
メルセルの私邸に向かった拙僧は、警備を務めていたヴァルドに借金がなくなったことを告げたのだった。
ヴァルドの喜びようは凄かった。
「やっとアイツから解放される。もうこんな仕事うんざりだったんだ。」

「相当嫌ってたんだな~。」
「あんたには感謝するよ。何か俺にできることはないか?」

「なら、鍵をくれよ。

メルセルの家の鍵を。持ってんだろ?」
「え・・・そんなのでいーのか?お安い御用だよ。

もう俺と奴との縁は切れたんだからな!」
ヴァルドは拙僧にあっさりと鍵を渡すと、スキップをしながら上機嫌で去っていった。
嬉しかったのは分かるけど、そんなにあっさりとヨソ様の家の鍵を渡しちゃっていいのか?
拙僧から持ち掛けといてなんだけど。。
う~ん、さすがリフテン。・・・怖いところだねえ。
入り口は仕掛け梯子を下ろさないと、入れないようになってた。
矢を射るのは久しぶりだったわ。

腕なまってたな~。
家の中にも仕掛け扉があった。
メルセルの奴、結構用心深いねえ。
毒矢仕掛けてたり、丸太降ってきたり、カッターで切られそうになるし、もうムッチャクチャ。
侵入者除けだろうけど、こんな家ヤダ~。
無事、メルセルの計画書を見つけて持ち帰った。
ブリニョルフはメルセルの企みを知って、驚いたようだった。
・・後で詳しく聞いとこ。
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