退屈な校長生活に飽きた拙僧は、刺激を求めて大学を飛び出した。
またまた冒険屋稼業を再開し、立ち寄ったファルクリースの街で迷い犬探しを請け負った。
久しぶりなので手頃な仕事を、と思って選んだのだが、そう簡単にはいかなかった。
歯車が狂い始めたのが、探していた犬が人語をしゃべった時である。
「俺はバルバス。実はデイドラプリンスの『クラヴィカス・ヴァイル』と喧嘩しちまって、家出中なのさ。」
「え?でもファルクリースの鍛冶屋で飼われてるんだろ?」
「それは仮の姿。餌とあったかい家を用意してくれる人間はいろいろ便利でね。」
「随分と上から目線だな。」
「そう言うな。実は折り入って頼みがあるんだがな。」
「ん?」
「喧嘩の仲裁を頼みたいんだ。」
クラヴィカスの像が祀られている洞窟へと向かうと、そこには吸血鬼の一団の姿が。
・・・すっかり住み着いちゃってるね~。
自分の居ぬ間に、勝手に我が家が不法占拠されていたバルバスは激怒。

止める間もなく、単独で吸血鬼の屯している所へ飛び出していき、
あっという間にすべての敵を片付けてしまった。
「すげー!

」
バルバスが戻ってきたことを知ったクラヴィカスは大喜び。

お礼に拙僧の望みを何でも叶えてくれるという。
スカイリムに平穏を!・・・と言ったら、
「全人類を滅ぼそう。ならば平穏はすぐにやってくるだろう。」とむちゃくちゃ言いよる。
・・・いやいやいや。
デイドラって基本、人間なんてゴミ以下ぐらいにしか考えてないことを思い出した。
拙僧にモテ期到来させて!・・・と言ったら、
「すまん。それだけは無理。」とこれまた理解不能な回答。
・・・ねえ?どういう意味?神でも無理ってこと?拙僧、泣くべき??
結局、「これで勘弁して」とパワーが宿った仮面をもらった。けっ

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