ドワーフの遺跡について、ミラベル女史に聞いてみた。

「夜這いついでに、情報収集?あなたも忙しいわね。」
乱れた髪を直しながら、女史は答えた。
「とっくの昔に滅びたドワーフたちの作った機械が蠢いてるって話よ。」
「大昔の話だろ?それが未だに壊れてないってのか?」
「当時の技術は、今のそれとは比べ物にならないほどだったってことね。油断しない方がいいわよ。」
女史が言っていたように、遺跡の中は機械だらけ。
蒸気を噴き出し、ポンプが動き、常に歯車やらが回っている。
とても大昔からとは思えない。・・まるでついさっき動かしたかのようだ。
遺跡内でシロディールから来たという魔法使いと出会った。
この遺跡で実験をしているらしい。

魔法使いには、余人には理解の出来ない変なやつが多い。
実験もとうとう大詰めというところで、拙僧がちょいちょいとボタンを勝手に触り、結果が出てしまった。
「おいしい所を持っていきやがって!」と魔法使いは怒りだす始末。
「マグナスの杖を手に入れると良い!在り処も教えてやる!」
・・・どうやら占いもやれるらしい。拙僧の運命を勝手に見て、お告げを吐き捨てるように言った。
・・・『さっさと実験室から出て行け』って意味だろーな。
遺跡内にあった実験室を出たところで、『ザ・ワールド』の使い手ならぬクアラニル君が現れた。
「大学にすぐさま戻った方がいい。」
・・・大したこと言うわけでもないのに、なんでいちいち時を止めるのかねー
急いで大学に戻ると、クアラニル君の言うとおり、大学内は騒然としていた。
顧問のアンカノが、発見した遺物にカメハ●波よろしく怪光線を放って、暴走させようとしているのだ。
しかもバリアーを周囲に張り巡らせ、誰にも邪魔させないようにして。
怒った校長先生がバリアーを突破し、アンカノに走りよったところで、
遺物から膨大なエネルギーが放出され、辺りは一瞬真っ白になった。
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