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【2024/04/25 09:30 】 |
030 鍛冶の巨匠の指を探す1


「止まれ!ここはオークの要塞だ。部外者は近寄ることを許さん!すぐに引き返せ!」
「ちょ、ちょっと待ってよ。俺たちは単なる旅行者っていうか、民俗学者と鍛冶屋の卵なんだ。何も良からぬ事なんて企んでないよ。」
「知ったことか。」
「どうすればオークの生態を研究させて・・・あ、いや、要塞に入ることを許してくれるんだい?」
「カイトくん・・・欲望が滲み出てるわよ。」
「・・・ふーむ。面白い奴らだな。いいだろう。オークは力を示したもの、勇気の証を見せたものに敬意を表す。お前達に試練を与えよう。成果を示せば、親族として迎え入れるだろう。」
「やった!・・・で、具体的には何を?」



「『鍛冶の巨匠の指を取って来い』かあ。一体どんな物なんでしょうね?」
「アイテムに大した意味はないかもね。単に私達の勇気を確かめたいだけじゃないの。」
「ここアンシルヴァンドに来ることで、それが確認できるんですかねえ。」
「気を付けなさい。きっと何かあるに違いないわ。」
「脅かさないで下さいよ~。」



入口を死霊術士が見張りをしていたが、難なく倒し、さっそく洞窟に入ってみた。
思っていたよりも結構深そうだ。



「レバーがありますよ。これを動かせば先に進めそうですね。」
「ちょっと待って!最近ご無沙汰だったからってもう忘れたの!?上に並んだ石像が胡散臭くない?」
「あ、そう言えば・・・。蛇に海豚に鷲・・・どっかで見たような。どこだったかなあ。」
「んもう、入口の死霊術士が持ってた本に載ってたでしょ。」
「あ、そうでしたそうでした。テヘヘ。」
「しっかりしてよ。」



先程入手した本『フョリとホルゲール』には動物達が次々と登場する。
もしかするとその順番通りに石像を動かせばいいのか?
「えっと、確か最初が蛇でしたね・・・。」

本を確認しながら、石像を動かしていくと、上手く先に通じる道が開けた。
「やった!」
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【2012/11/25 16:32 】 | 伝承の旅 | 有り難いご意見(0)
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