忍者ブログ
  • 2024.03
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 2024.05
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【2024/04/19 19:40 】 |
120 明かりを消せ!2


人家のある所から遠く離れた入り江の一角に、アイスランナー号は漂着していた。
すでに航行不能になっているらしく、人々が気忙しげに動き回っていた。



「おお、あんたが協力者か。話は聞いてる。ディージャは船倉の奥であんたを待ってる。」

船で動き回っているのは、どうやらブラック・ブラッド団という新興の盗賊団だけらしい。
はて、アイスランナー号の乗組員はどうしたのか??



くそっ。皆殺しにされてる。
・・・ジャリー・ラめ。拙僧を欺いたな。



「待ってたよ。協力者さん。」
「あんたがディージャか。積荷はすべて運び出したようだが、拙僧の取り分はどこだ?」
「ふふふ。ジャリー・ラから聞いてるよ。礼を尽くしてくれってね。私のナイフの味なんてどうだい!?」



「やっぱりそういう展開かよ。」

返り討ちにしたディージャの懐から、ジャリー・ラの手紙が入っていた。



「なになに。『何も知らずに協力してくれた大馬鹿がそっちに行くから始末しろ。事が済んだら、ブロークン・オール洞窟で落ち合おう』だと。ふざけてやがる。」

今、決まった。
ブラック・ブラッド団は今日を限りに壊滅だ!!

ブラック・ブラッド団にとって、災厄とも言える長い長い夜が始まった。



オラァ!



オラオラオラオラアーーーッッ!!!
PR
【2012/06/10 11:22 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
<<121 明かりを消せ!3 | ホーム | 119 明かりを消せ!1>>
有り難いご意見
貴重なご意見の投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>