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【2024/04/19 21:02 】 |
084 夜明け1


吟遊詩人大学でナンパもとい詩吟の極意を学んでいた折、ふとしたことから近隣にデイドラのメリディア像があると聞いた。正直マイナーなんで、あまり気にも留めていなかったが、類稀な美女の外見をしていると聞いて、興味が湧いた。

それがまたもや苦労を背負い込むことになるとも知らず。




メリディア像を詣でた際、頭の中に直接彼女が話しかけてきた。

「灯りを取ってきなさい。」

最初の言葉がコレである。
美人にありがちなタカビーだ。自分の要求を断る男がいるとは微塵も思っていない。
だが初対面にして、いきなり感じ悪いものの、例のごとく、デイドラに恩を売る絶好の機会と考え、今回も了承した。


いろいろあったが、メリディアの言う“灯り”は、無事確保することに成功した。



「よくやってくれた。」
「報酬プリーズ!」
「もう少し報酬を上乗せしてみる気はないか?」



そういうが早いか、拙僧の視界は急に真っ白になった。

何が起こった?



え?地上がはるか下に見えるよーな・・・?



「勇者よ。わが祭壇を荒らす者を倒しなさい。」
「人間をはるか高みに持ち上げといて、交渉ってどうよ?」
「倒しなさい。」
「っていうかこちらに選択肢なくね?」
「倒しなさい。」
「・・・はい。」

ワカビー女に強大な力を持たせるべきじゃねーぜ。
つくづくそう思った。
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【2012/05/07 22:00 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
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