「決めたわ。あなたには夜母の言葉通り、ヴォルンルードへ行ってもらう。」
「拙僧の言う事を信用するのか?」
「正直あなたが本当に『聞こえし者』かどうかは分からない。でもあなたの人柄なら信頼してるわ。」
かくして拙僧はアストリッドの許可を得て、夜母のお告げに従い、ヴォルンルードへとやってきた。
遺跡の中に、血だらけの扉があるが、もしや依頼者はこの中か?
「ごめんくださ~い。闇の一党の者ですが。」
「おお!本当に来たな。待っていたぞ。」
「あんたが依頼者か?」
「いかにもそうだ。あの忌々しい黒き聖餐をやったかいがあったな。」
「早速、ビジネスの話に移ろうじゃないか。」

「ああ、そうだな。まず私が依頼する仕事は、とてつもない大仕事になると断っておこう。」
「どんな仕事が来たって、驚かないさ。」

「そうか。いろいろとプロセスを踏んでいく事になるが、最終目的は皇帝の命だ。」
「ええっ!」

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