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【2025/04/02 11:23 】 |
026 遅くなった埋葬2


俺はシセロの頼みを聞いて、ロレイウス農場へとやってきた。

「あ~、ロレイウスさん?」
「そうだが。何か用か?」
「近くでシセロって人が・・・」
「それ以上言うな。俺が知ってることを言うんだったらな。当ててやろうか?あの頭のイカレた道化師野郎が立ち往生して困ってるんだろう?そして車輪の外れてしまった荷馬車を俺に直して欲しい。・・・違うか?」
「当たってます。っていうか、どうして彼の頼みを拒否るんですか?ちゃんと報酬は支払ってくれるんでしょう?」
「金は問題じゃない!あいつの格好を見たろ?はん!道化師だ!?このスカイリムで?ずっと俺はここで過ごしてきたが、かつて一度だってあんな奴を見たことはないぜ。」
「まさか、それが理由じゃないですよね?」
「俺が言いたいのは奴はイカレてるってことだ。それに、あいつの荷物も怪しさ満点だ!母親の棺桶だって?間違いなく嘘だね!武器だったらどうする?スクゥーマだったら?・・・あんな奴には関わらない方が利口なのさ。」
「ん~。確かにそうかも。」
「分かってくれたか、兄ちゃん。」
「でもどうしたらいいだろ?俺、ちょっと絡んじゃいましたよ。」
「大丈夫さ。巡回中の衛兵に通報すればいい。」



俺は街道に戻って、シセロに見つからぬよう、離れた所で衛兵が来るのを待った。

「すみません。この先をもう少し行った所で、不審者がいて、怖くて通れないんです。」
「不審者?どんな奴だ?」
「道化師の格好をしています。時々奇声を発するし、とにかく異様な雰囲気を持っています。」
「よし、分かった。調べてみよう。」
「よろしくお願いします。」



「おい、そこのお前。こちらを向け!」
「はあん?シセロを呼ぶのは誰だ?」
「シセロと言うのか。積荷は何だ?」
「母の遺骸と棺桶だ。」
「本当か?ちょっと調べさせてもらおう。」
「触るな。何人たりともそれは許さん。」
「ほう?衛兵の職務を妨害すると言うのか。それではお前は立派な犯罪者だ。大人しく牢に入ってもらうとしよう。」
「ぬぬぬ・・。これはロレイウスの仕業だな。よくもよくもよくもシセロを裏切ったな!絶対にあいつに目に物を見せてくれる。許さん、許さんぞ!」



「あんたは何も心配しなくていい。もう少し待てば、交代の衛兵がやってくる。そうすれば全員で街まで移動して、奴を牢にぶち込んでくれる。」
「ありがとうございます。これで安心して旅を続けられます。」



「ぷぷ。なんか残念な事になったね。」
「お前は全くシセロの役に立たなかった。がっかりだ。残念だ。失望だ。」
「まあ、車輪はきっと衛兵が直してくれるよ。ただし証拠物件として押収されるだろうけど。」
「ああ!シセロは秩序を守るのが大好きなんだ。シセロはただ立っていただけだ!何もしちゃいない。不当だ。横暴だ!」

俺は喚き散らすシセロの下を去った。



「どうだ?奴を衛兵に突き出したか?」
「ああ。」
「はっはー!お前は最初から気に入ってたんだ!おう、これ少ないけどとっとけ!」
「え?別にいいよ。」
「いいから取っておけって。このご時勢だ。何かと物入りだろう?」
「・・分かった。ありがたく受け取るよ。」
「そう、こなくちゃ。まあ、何も心配することはねえぜ。お前さんは巨悪の芽を事前に摘み取ったに過ぎないんだ。そう思いな。」
「う~ん。」


まさか後日ロレイウスの言葉が真実になろうとは・・・この時の俺には思いもよらなかった。
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【2012/10/12 23:59 】 | 伝承の旅 | 有り難いご意見(0)
025 遅くなった埋葬1


「せんぱーい!」
「ん~?」
「向こうの方で荷馬車が立ち往生してるみたいですよ。」
「困ってるかもしれないわね。行ってみましょう。」



あーあー。車輪が外れてるよ。
これじゃ動けないだろうな・・・って何、アレ?道化師?



「おー!いい所に来てくれた。シセロはとても困ってる。」
(うわ、変な奴に絡んじゃったみたい。)



「何です?このデカイ荷物は?」
「無礼者!シセロは怒るぞ。さっさとそこから下りろ!そこには母親の棺桶が入ってる。」
「ええっ。それは失礼。」
「全く・・・それより近くに住んでいるロレイウスの所に行って、馬車を直すよう説得してくれ。そうすればシセロは金貨をやろう。ピカピカの金貨だ。」
「何故、自分で行かないの?」
「行ったさ!もう5回も!しかしロレイウスの奴め、全然取り合おうとしない。」
「分かった。ちょっと行ってみるよ。」
【2012/10/12 22:41 】 | 伝承の旅 | 有り難いご意見(0)
クエストアイテム
適当にあちらこちらのダンジョンに飛び込むと、いろいろとクエストアイテムをGETしちゃうもんですね。

重量あるわ、アイテム欄のスペース取ってスクロールうざいわ、不具合起こして関連クエスト進まないわ・・良い事なしです。
最近はあまりにうざいので、コンソール使って自宅で捨てまくってます。


これまでリバーウッド周辺をうろちょろとしてましたが、何か目的が欲しくなってきたので、暗殺者集団を壊滅させることにしました。当然、道化師も逃しませんよー。

まずは道化師確保。その後東進して、ウインドヘルムへと向かいましょうかね。
【2012/10/09 22:43 】 | Kaitoのつぶやき | 有り難いご意見(0)
024 嵐の前2


「悪いが城門を開けることはできない。」
「どうして?」
「大きな声では言えんが、ドラゴン襲来の噂があちこちで飛び交っててな。無責任な風聞に踊らされた市民が暴徒化せぬように一時的な厳戒態勢が敷かれている。」
「その噂の元凶のヘルゲンに俺が居合わせたと言ったら?」
「なに・・・?」

衛兵は真っ直ぐに俺の眼を見た。
俺もまた視線を逸らすことなく、衛兵を見返した。

しばらくした後、衛兵は肩をすくめて言った。
「どうやら嘘を付いている訳じゃなさそうだ。通してやるよ。」
「いいの?」
「四の五の言わず、俺の気が変わる前にさっさと通れ!ただし中で変なことしやがったら、真っ先に俺がお前の首を刎ねてやるからな。」



「ここがホワイトランかあ。」

緊迫した空気が漂っているのは否めないが、それでも町の賑わいはリバーウッドの比ではない。通りを忙しそうに人々が行き交い、広場では露店が軒を並べて道行く人々に声をかけている。

「そうよ。ここはスカイリムの中心。文化も交易も人々の交流もここを抜きにしては語れないわ。現首長のバルグルーフは、内戦に関しては中立の立場を貫いているわ。曖昧な態度を取る彼を不満に思う人は多いけど、今の厳しい状況下で断固として中立を貫き続ける彼を私は立派だと思うけどね。」



ともかく俺達は小高い丘の上にあるドラゴンズリーチヘと向かった。
ドラゴンズリーチという名称は、その昔ホワイトランの首長であり、上級王にもなった『隻眼のオラフ』が捕らえたドラゴンをここで繋いでいたことに由来するという。



ジャルデュルから頼まれていたので、リバーウッドの防衛要請をしに、俺は首長への謁見を願い出た。



「ほう、ヘルゲンでドラゴンを見たと。それは確かか?」
「ええ。帝国軍に首を斬られそうになっていたところを、奴の襲撃があったおかげで助かりました。」
「・・・・なんとまあ、そんな事情まで赤裸々に明かすとは、豪胆なことよ。」
「嘘を交えたり、隠し事をしては、閣下に信用して頂けないと思いまして。」
「そうか。他には何か変わったことはなかったか?」
「ウルフリック=ストームクロークが同様に囚われていました。」
「やはりあいつが関わっていたか。色々と世間を騒がす奴だ。お前はあいつのことをどう思う?」
「信頼に値する誠実な人とお見受けしました。」
「確かにあいつは古きノルドの考えを引継ぎ、大事にしておる。世の半数は彼に喝采を送るだろう。だが・・・。」
「?」
「分かった。とにかくリバーウッドを防衛する兵を送ろう。安心するが良い。」
「ありがとうございます。」



「お前に頼みがある。」
「何でしょう?」
「我が宮廷魔術師と話をしてもらいたい。ドラゴンの研究に余念がなくてな。実際に見たというお前の話を喜んで聞くだろう。」

俺はバルグルーフ首長の願いを聞いて、宮廷魔術師ファレンガーと数日間話し込んだ。大抵は一方的なファレンガーの質問に答えているだけだったが、先日ブリーク・フォール墓地で拾った奇妙な石版を見せると、今度はそちらに夢中になり、ようやく俺は解放された。

何でもドラゴンの埋葬地が記されているらしいが、俺には重たいだけの代物だったので、なくなって清清したぐらいだ。石板にしても必要としてくれる人の傍にあった方が嬉しいだろう。
【2012/10/06 21:35 】 | 伝承の旅 | 有り難いご意見(0)
023 ハルディールの石塚


おや、こんな所に洞窟があるぞ。



すごい。うじゃうじゃキノコが生えてる。



!?



生命エネルギーが吸い取られている??





今日も野山を駆け巡っているとファルクリースの南西で洞窟を発見。

中にある色とりどりのキノコの採取に夢中になって、どんどん奥へ入っていくと、激しい音と共に、青白い閃光が立ち上がっている光景に出くわした。閃光の周辺には夥しい死体があった。

近くに転がっていた日記を読むと、引き寄せられるように集まってきた犠牲者達は、ここで不思議な声によって魅了され、生命エネルギーをハルディールとやらに捧げているらしい。



洞窟の探索を続けると、亡霊が次から次へと襲ってきた。



全く冗談じゃねーっつーの!



洞窟の最奥には、ハルディールがいて、これがまたかなり強い。
俺は回復魔法を使いつつ逃げまくり、専ら戦闘をハルカ先輩に任せた。



ま、先輩の手にかかれば、ちょちょいのちょいでしたが・・。
ただ俺もそろそろより上級の魔法を覚えないと、駄目かなあ。



ハルディールの宝を漁っていると、不思議な物が出てきた。
そしてそれを手に取った瞬間、頭の中に響いてきた声があった。

『私はメリディア。今手にしている物を私の元まで運びなさい。愚かしくも、わが祭壇を荒らしている者達がいます。彼らを一掃すれば、私の使途として任命してあげましょう。』





無視。
【2012/10/03 00:40 】 | 伝承の旅 | 有り難いご意見(0)
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