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【2024/03/30 00:45 】 |
037 失われた無垢3


半ば呆然としながら、俺と先輩はウインドヘルムへと戻った。

「で、どうなの?親切者のグレロッドはどうなったの?」
「彼女は死んだよ。」
「やった!ありがとう。やっぱりあなた達に頼んで良かった。」
「いや、俺達は何も・・・。」
「そうだったね!報酬の事を忘れてたよ。どうぞ、もらって。僕ん家の家宝なんだ。」



「そ、そんなの貰えないよ。俺達何もしてないのに。」
「何言ってんの!十分にしてくれたよ。」
「第一、俺達闇の一党ですらないんだぜ。」
「またまたあ。あなた達が闇の一党でなかったら、誰がグレロッドを殺るって言うのさ。」





結局、アレティノ少年は感謝の涙を流すばかりで、全く取り合ってくれなかった。


またもや呆然とする俺に、怪しげな郵便配達人が手紙を手渡してきた。
「誰から?」
「俺も知らない。ただあんたに渡すように言われて、たんまりと報酬をもらった。」
「なんで裸?」
「山賊に身包み剥がれたんだ。でもその手紙だけは守った。大金がかかってるからな。」



うわあ・・変な手紙。

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【2013/01/02 14:24 】 | 伝承の旅 | 有り難いご意見(0)
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