「拙僧に考えがあるんだ。頼むよ。」
「ま、元々あんたの為の作戦だし。あんたがそう言うなら、良いんすけど。どーなっても知りませんよ。」
「わーってるって。」
「おい、ドラゴン。お前は一度拙僧に捕らえられて、その後解放された。意味、分かるよな?」
「ふん。小癪な話だが、お前と真っ向勝負を望んだ我が馬鹿だったわけだ。ま、お主の戦略勝ちという見方もあるか。」
「望み通り、戦ってやってもいいが?念のため言っておくが、拙僧はアルドゥインに勝ってるんだぜ。」
「そこが理解できんのだ。なぜ、あの方が人間風情に・・・。」
「ただの人間じゃねえ。ドラゴンボーンだよ。それより良いのか?同じ人間に二度も負けたとあっちゃ・・・」
「・・一度の敗北で十分だ。良かろう、何なりと願いを叶えてやろう。言ってみろ。」
「拙僧をアルドゥインの下へ連れて行け。」
「・・・背に乗れ。飛んで行ってやる。」
「物分りがいいな。良いのか?アルドゥインを裏切ることになるぜ。」
「裏切ったのは奴の方だ。絶対的強さを盾に、奴はドラゴン族の支配者として君臨していた。だが、一度敗北した以上、奴は無条件では支配者のままでいられぬ。」
「・・・もう一度拙僧と戦って、勝つ・・・必要があるか。」
「我はその再戦の舞台を整えるに過ぎん。」
「理由なんて、何でもいいさ!アルドゥインの下へ行けるんならな!」
「ふん。我の飛翔は荒いぞ。落ちてもしらんからな。」
アルドゥインは何と、ソブンガルデにいるらしい。
そこで死者の魂を喰らって、傷の回復を待つつもりのようだ。
生者が生きたまま死者の国へ行く方法は只一つ。
スカルダフンの転移門を通らねばならない。
そしてスカルダフンにはドラゴンしか行けないのだ。
「我はここまでだ。ここから先はお前一人で行け。」
「なんだよ、勝負を見届けるんじゃないのか?」
「ここから先は、いまだアルドゥインに忠誠を誓うものたちとの戦いになる。彼らと戦うのも奴との決戦の一部。どうして我がお前の手助けなぞできよう。」
「わーったよ。その代わり、帰り道はまた頼むな。」
「勝者となった暁には、喜んでお前に仕えよう。」
おうおう、ドラウグルにドラゴンがうじゃうじゃ出てきますなあ!
そうは言っても負けられないのよね~。
お次はドラゴン・プリーストかい。
・・・あんまりサクっと倒しすぎたんで、スクショ撮るの忘れてたよ。
さて、彼から取り戻した杖を紋章の上に突き刺して、と。
ほい、転移門の復活、と。
あーあー。とうとう来ちゃったよ、ソブンガルデ。
まさか死者の国にまで来る羽目になるとはなあ。
な~んか、空も禍々しいし。ヤダねぇ。
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