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【2024/04/19 14:23 】 |
161 狼の女王の目覚め2


「よく来てくれた!やはりあんたほど頼りになる人はいなくてな。」

拙僧がソリチュードの宮殿・ブルーパレスに着くと、執政と宮廷魔術師が揃って出迎えてくれた。

「一体どうした?」
「最悪の事態だ。ポテマが蘇えろうとしているらしい。あんたが召還の儀式を妨害したので、まだ霊魂のままのようだ。」
「で、拙僧にどうして欲しいんだ?」
「まずは死者の間にいるスティマと話をしてみてくれ。知恵の塊のような人物だ。」



死者の間にて。



「おお!あんたが噂の男だな。会いたかったぞ。」
「拙僧の事を知っているのか?」
「ああ。うちの女王に告って撃沈した奴じゃ。はっはっは!」
「・・・もっとマシな噂は聞いてねーのか!?戦争の英雄とかドラゴンボーンとか。」
「そんなつまらん話に興味はない。」

だが、ゴシップ好きの老人スティルは、有益な情報を与えてくれた。

「『神々の聖堂』の地下には広大な墓地があるらしい。そこでどうやらポテマは復活を目論んでいるようじゃ。今では吸血鬼やドラウグルが続々と終結しつつあるらしいぞ。」



『神々の聖堂』と言えば、ソリチュードの街中にある八大神を祭る聖堂だ。豪勢な聖堂で、信者は好みの8大神に祈りを捧げることができる。まさかそんな清らかな場所の真下に巨悪が潜んでいようとは。街の人々が知ったら、パニックを起こすだろう。



うわ!

つい最近空けられたと思われる穴を潜って中に入った途端、邪悪なものを感じた。
ん?さっそく吸血鬼のお出迎えか!?



無駄ぁ!



からくりも複雑な所だ。
っていうか何故こんな墓地に複雑な仕掛けを施す・・・?
古代人の考えることは分からん。



その後も拙僧とポテマを守護する死者共は、幾度となく戦闘を繰り広げた。



無駄無駄ぁ!



無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!



無駄ァ!



こうも無尽蔵に湧いて出られると、さすがの拙僧も疲れるわ。ヤレヤレだぜ。
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【2012/07/13 21:34 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
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