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【2024/04/20 10:48 】 |
135 カスタブ砦からの救出


「今、着いた。」
「あんたね。さっさと中に入って!」

リッケ特使は、拙僧をテント内に招きいれた。


「さっそく今回の作戦を説明するわよ。目的はカスタブ砦の攻略。中に囚われている捕虜がいるから、彼らを救出した上、内部から砦を攻略して欲しいの。まずは砦付近に小隊を派遣しているから、合流してから作戦に取り掛かってね。」



カスタブ砦に向かった拙僧は、野良ドラゴンに襲われている味方兵を発見した。
「今、助けるぞ!」

拙僧は寸でのところで、ドラゴンを打ち倒し、味方の命を救うことができた。



「危なかったぜ、相棒!」
「ハドバル!お前だったのか。」
「ありがとよ。今回の任務は前回よりもヘビーだ。よろしく頼むぜ。」
「作戦はあるのか?」
「ああ。まあ、聞いてくれ。まずお前が中に侵入する。」
「いきなり拙僧かよ。」
「固いこと言いっこなしだぜ。ストームクロークも知らない勝手口があるんだ。中に入ったら、牢まで進んで味方を助けろ。途中で出会った敵は始末していいぞ。」
「ま、それしかないわな。」
「後は、中の奴らと一緒に大暴れしてくれ。騒ぎが聞こえたら、俺達も突撃する。中と外からの挟撃だ。」



さあて行きますか!



おお、これが使われていない通路の入口だな。



潜入成功!おっと食卓の上に牢屋の鍵を置き忘れている奴がいるぞ。



あ、出会った敵は~



サクサクっとね!



「助けに来てくれたのか!早く、早く出してくれ!」



「どうせ一度諦めた命だ。俺達全員、あんたに預けるぜ!何でも言ってくれ!」
「よし!鬱憤も溜まってるだろう。思いっきり大暴れして、この砦を奪ってしまおう!」
「うおっしゃあああ!」



無駄無駄無駄ぁぁぁ!!



「おう、ハドバル!」
「よくやってくれた!カスタブ砦が落ちたぞ。数的不利もあんたの活躍のおかげで、どうやらこっちの大勝利だ。」
「みんなの力さ。」



ドール城に戻った拙僧は、テュリウス将軍の大歓迎を受けた。

「よくやってくれた!お前さんの功績に、最高の栄誉を持って応えねばな。」
「それはありがたい。」
「お前さんを『特使』に任ずる!今後は私の片腕として、大いに力を揮ってくれ!」
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【2012/06/18 00:08 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
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