「・・・ショック。とうとうあなたと同格の地位になったってわけね。」

「何もそんなにあからさまに態度に出さなくたって。ぷぷぷ。」

「笑うんじゃないわよ!」

「そんなことより、次の標的はアモル砦か?」

「一端の口を利くようになって・・・きーっ、憎たらしい!」

「おいおい。いつまでもいじけるなよ。もう拙僧行くぜ。」

「勝手にしなさい。」
完全に僻みモードに入ったリッケ特使を放って、拙僧はイーストマーチ地方の要であるアモル砦の攻略にかかった。
ここを落とせば、あとは首都ウインドヘルムのみだ。
全軍!我に続けえええええーーー!
敵は少数だ。一気に力押しで攻める!
「正面は拙僧に任せろ!」
えいえいおー!
帝国万歳ーー!皇帝陛下万歳ーーー!
数刻の後、拙僧は帝国軍の勝ち鬨を声を聞いていた。
「ふん、活躍おめでとう。」

「リッケも来たら良かったのに。」

「誰かが本営を守らないといけないの!」

「じゃあ、拙僧はテュリウス将軍とウインドヘルムの攻略に行ってくるから。」

「え?私には声がかかってないわよ。」

「だって本営を守るんだろう?」

「きいいいい!小憎たらしいったらありゃしない!」

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