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【2024/03/29 15:51 】 |
119 明かりを消せ!1


「あんたが仕事を世話してくれるって聞いたんだが・・・。」

ウインドヘルムからはるばるソリチュードへやってきた拙僧は、長旅で心許なくなった懐を温める為、小遣い稼ぎをしようと決心していた。そこへ宿屋の店主から、ジャリー・ラというアルゴニアンが仕事の相棒を探していると聞いて、彼の元にやってきたのだった。

「おう、いいだろう。実はあんたに頼みたいのは簡単なことだ。『ソリチュード灯台の火を消して欲しい』んだ。」
「は?灯台の火を?何故だ。」
「灯台の目印がなくなったら、どうなる?進路を間違えた船が難破するだろう。そこを俺の仲間が、沈没して駄目になる前に、荷物を救出するってわけだ。」
「つまり『奪う』ってことか?」
「まあ、そういう言い方もあるかもな。」
「おいおい、じゃあ乗組員はどうなる?」
「助けるさ。英雄として、扱われるようになるだろうな。あんたもかんでみないか?」

正直、盗賊ギルド以外に暗躍している連中がいるのも気に入らないが、後で叩き潰すとして、まずは彼らのお手並みを拝見しようという気になった。
拙僧は、ジャリー・ラの話に乗った。



「ここかあ。初めてだな、ここ来るの。無人の灯台なんて、あんまり気にしてなかったからな。」



おお、燃えとる。燃えとる。



ほらよっと。



拙僧はジャリー・ラと待ち合わせることになっていた港で、予定通り合流した。

「よくやってくれたな。標的のアイスランナー号は、狙い通り付近の入り江で座礁したようだ。」
「拙僧の報酬は?」
「妹のディージャが払ってくれる。彼女はアイスランナー号に仲間と共にいる。」

・・やれやれ、たらい回しか。
嫌な予感がするぜ。
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【2012/06/10 11:02 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
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