黄昏の墓所へと辿り着いた。
不壊のピックを返しに来たのだ。
拙僧の到着を出迎えてくれたのは、先代だった。
霊魂となって、この世に留まっていた彼は拙僧から経緯を聞いて喜んだ。

「そうか!不壊のピックを取り戻したか。裏切り者のメルセルは死んだ。それにカーリアが生きてる。今日は盆と正月が一度に来たような気分だ。」
不壊のピックが盗まれ、ノクターナルの力が届かなくなって、先代以外の衛士は皆、おかしくなっていた

。
拙僧は墓所に侵入した不届き者として、先代のナイチンゲールの霊魂から次から次へと襲われる羽目になった。
『降りかかる火の粉は払う』理論で、あっさりと撃退したから、やっぱり拙僧ってば不届き者かも!?
黄昏の墓所はトラップ満載だ。
ダメージを食らう光が照射されている部屋。
先に続く道が巧妙に隠された部屋。
落ちたら二度と戻れない大穴など。。
・・・拙僧、落ちちゃったけど。。
だが次の瞬間、不壊のピックが鳴動したかと思うと、別の場所に瞬間移動していた。
目の前には差し込めと言わんばかりに、鍵穴がポツンとあった。
途端に飛び出してきたのは、夜と闇を司る女王ノクターナル。
盗賊ギルドの守り神。
付け加えると、
●上から目線のタカビー女。

●盗賊ギルドの守り神の癖に、結構被害に遭ってる。
「その辺にしておかぬと、お主の首がないぞ。」
ともあれ、ノクターナルは不壊のピックが戻ったことを喜んでくれた。
お礼にノクターナルの特別の加護を一つ得られることになった。
「やったわね!あなたのおかげで、すべてが元通りよ。」
「カーリア来てたのか!そうか・・。なら、いい加減、報酬を・・・」
「カーリア!」
けっ。ここで元彼(先代)の登場かよ。

入り口を固く守ってるんじゃなかったのか?
やめたやめた。
他人様の女に手を出してる程、拙僧ヒマじゃねえ・・。
このスカイリムには拙僧との出会いを待ってる美女がまだまだいるしな。
ノクターナルから『透明化』の加護を得た拙僧は、早速そのパワーを使って、
抱擁を続ける恋人達の下をそっと離れた。

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