ソリチュードで催された盛大な結婚披露宴に拙僧は紛れ込んだ。

ストームクロークと帝国の友好の架け橋になるとあって、スカイリム全土が注目する結婚式だ。
政治的な意味合いが濃い中、新郎新婦は互いを愛し合い、いろんな意味で幸福をもたらすものになるであろうと思われていた。
・・・拙僧がぶち壊すまでは。
拙僧は会場に行くまでに、いろいろと聖域の家族から助言や支援をもらっていた。
「会場はソリチュードの『神々の祭壇』前の広場だそうよ。そうなると間違いなく、新婦はバルコニーで招待客にスピーチをするはずだわ。」

「あなたが望むなら、射撃に最適な対面のバルコニーに道具を仕込んでおくわよ。」
そういって、ガブリエラは付呪された弓と矢、それに射撃の霊薬をバルコニーに仕込んでくれた。
しかし拙僧が実行した作戦は、バベットから得た情報を活用したものだ。
ちょうどスピーチをする花嫁の頭の上に・・・
古くなった石像が!
なんということ!タイミング良く(悪く)、石像が音を立てて落下したぞ!
「そんな!そんな!駄目だ、ヴィットリア!!目を覚ましてくれ!ヴィットリア!ヴィットリア!」
・・・会場中に新郎の絶叫が響き渡った。
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