同期のジェイ・ザルゴはいつも自信満々で、向上心も人(猫?)一倍の魔法使いだ。
その彼があくなき探究心を満たす為、拙僧に『助けて欲しい』と泣きついてきた。
「ジェイ・ザルゴは新魔法の研究に忙しい。だから開発したての魔法を検証している時間がない。」
「それで拙僧に代わりに検証してくれ、と?」
「ああ、ジェイ・ザルゴはそう言おうとしていた。ジェイ・ザルゴは研究する。あんたが実践する。どうだ?いい考えだろう?」
「まあ、良かろう。新魔法とやらには興味があるしな。で、どうすればいい?」
「この巻物を持っていってくれ。」
「これは?」
「『炎のマント』をジェイ・ザルゴが改良したものだ。これの効果を確認して欲しい。特にアンデッドには効果覿面のはずだぞ。」
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