ある日、ホワイトランの町でブラブラ(かわいい女の子を物色)していると、
正門付近でむさくるしい男2人から話しかけられた。
「この辺でリガードの女を見かけなかったか?」
「いや、見たような。見てないような。人探しか?」
「ああ。逃亡者でな。わざわざ本国から探しに来てる。どんなことでもいいから、情報を入手したら連絡をくれないか?報酬は払う。」
「もうちょっと特徴はないのか?いくらなんでも範囲広すぎだろ。」
「カワイイ。」
「よし、それだけで十分だ!」
「この辺で美人のリガード娘っていったら、あんたしか思い浮かばないんだけど・・。」
バナード・メアで給仕をしているサーディアだ。
器量良しで愛想も良くので、この店の看板娘になっている。
「ちょっと上で、私の話を聞いてもらえるかしら?」
ちょっと困った顔をして、サーディアは拙僧を自室に招いた。
「あなた、奴らの手先?私を殺そうっての?殺られる前に殺ってやるわよ。」
自室で二人きりになると、サーディアは突然懐からナイフを取り出して、拙僧を睨み付けた。
「おいおい、落ち着けよ。別にあんたに危害を加えるつもりはねえよ。」

「奴らに私のことを報告するんでしょ?同じことよ。」

「分かった分かった。じゃあ、とにかくあんたの言い分も聞こう。どうするかはそれからだ。あんたも物騒なモン、しまいなよ。」
思ったより、ぶっ飛んでる娘だな。日頃の愛想の良さは、ただ単に猫を被ってただけか?
ちょっといいな~って思ってただけに、拙僧ちょっぴりがっくし。
「分かった。全てを話すわ。私は元ハンマーフェルの貴族なの。アルドメリ自治領に媚を売る政府のやり方を非難したら、国家反逆罪として密かに暗殺されそうになったのよ。あなたに接触してきた男達は、政府が雇った暗殺者ってわけ。だからスカイリムまで逃げてきて身を隠してたんだけど・・・。どうしても私を許せないのね。ここまで追っ手を寄越すなんて。」
「主義主張は理解するつもりはないけど、まあ殺し屋差し向けるのは一方的に過ぎるな。よし、拙僧はあんたの側につこう。」
「ありがとう!もちろん報酬は弾むわ。お金が良い?宝石?それとも・・

?」
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