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【2024/04/19 11:44 】 |
035 失われた無垢1


「通行料を払ってもらおうか?」
「はあ?街に入るのにそんなものがいるの?」
「まあ特権みたいなものと考えてもらおう。卑しき者は入れない特別な街という訳さ。」

リフテンを訪れた途端、大門を警備する衛兵から、あからさまにワイロを要求された。
う~ん・・・さすが盗賊ギルドが跋扈しているという街だけあって、衛兵も腐ってる。
街中の治安も推して知るべし。

「じゃあ、知り合いに偉いさんがいるから確認してみるよ。本当に通行料に値する特権なのかどうかを。」
「ちょ、ちょっと待て!わ、分かった分かった。さっさと通れって!」

ちょっとハッタリかまして脅してやると途端に衛兵は焦りだした。
肝の小さい奴・・・所詮は小悪党といったところ。



夜のリフテンは正直怖すぎ。
いきなり熱い視線を浴びせてくる男がいた。



「よお、こんな夜更けにこの街を訪れるとは大した度胸だな。何者だ?」
「単なる旅行者だよ。」
「へえ・・・せいぜい暗がりには気を付けるんだな。」

最初の住人との会話がコレ。感じ悪い。
あんまり長居したくない街だ。
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【2012/12/20 22:18 】 | 伝承の旅 | 有り難いご意見(0)
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