「久しぶりじゃのう。」
「ホント久しぶりね。」
「まったく変わっとらんな。良い形の乳といい、ぷりぷりの尻といい、とても五十過ぎの・・・。ぐへっ!」
「今度年齢のこと言ったら、殺すわよ。」
「・・・もう死にそうじゃわい。」
「エズバーン、あなたももう聞いたでしょ。彼が・・・。」
「ああ、最後の希望じゃ。」
「で、これからどうしたらいいの?あなたの知識が頼りなんだけど。」
「スカイ・ヘブン聖堂へ行くべきじゃな。そこに『アルドゥインの壁』がある。」
「ちょ、ちょっと待って。話が良く見えないんだけど、それがどうかしたの?」
「『アルドゥインの壁』はかの災厄とも言うべきドラゴンについて、ブレイズが調べられる限りを記した記録板じゃ。それを見れば、奴を倒す手段が分かるかもしれん。」
「分かったわ。じゃ、善は急げね。向こうで落ち合いましょ。」
「オーグナー。とうとうこの日が来たの。私はもう行かなくちゃならない。あなたにこの宿をあげるわ。」
「そうか、がんばれよ。」
「あなたもね。今までありがとう。」
「ここが、スカイ・ヘブン聖堂。」
「なんつーか、デカイな。」
「気を付けろ。先代のブレイズ達がどんな罠を仕掛けているか分からんぞ。」
手始めは絵並べね。
ドラゴンボーン印を揃えると・・・
はい、橋が開通~!
・・・って、拙僧を置いて先に行くなよ~。
「ん?こんな所で立ち止まって、どうした?」
「見て分からない?圧力板の罠よ。」
「ドラゴンボーン!出番じゃ!」
「・・・はいはい。」
最後にして唯一の希望なら、もうちっと拙僧を大切に扱ってくれよなー。
あ、ひょいひょいっと。
「そいつだー!その鎖を引けー!」
「そうしたら、きっと罠が解除されるわー!早くしなさいー!」
「・・・はいはい。」
がちゃっ
「よくやった!」
「その調子よ、ドラゴンボーン!」
だから、拙僧を置いて、先先進むなって!
おいおい、今度はいかつい門だな。
「ドラゴンボーン出番じゃ。」
「はいはい。」
「血だ、お主の血をこの足元の円盤上に垂らせ。」
「へーへー。」
「痛いの嫌だな~。」
「何を言うとる。早うせんかい!」
「わ~ったよ。耳元で喚くなって。」
えいっ!いちちち。
本当に開いた。
どういう仕組みなんだ?DNA解析装置とかあるのか?
「これだ・・・見ろ、すごい。全ての伝承が描かれている。」
「で、肝心のアルドゥインの倒し方はあるの?」
「待て。全てって言っただろう。ああ、ここだ。どうやらシャウトを使って倒すようだな。」
「シャウト?そんなすごいやつは、拙僧知らんぞ。」
「じゃあ、グレイビアードに聞いてみるしかないわね。」
「えー!?またあいつらの所に行くのかよ。」
「見た目も中身も変人だから、そう言いたくなる気持ちは分かるけど、がんばって!」
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