ドゥーマーのコグを集めるにはドゥーマーの遺跡に向かうのが一番だろう。
さっさと遺跡に向かいたいところだが、風の便りにウインドヘルムで新政権が発足したという話を耳にした。
とりあえず依頼は脇に置いといて、ウインドヘルムへと向かうことにした。
「ようこそ!エダジマ名誉特使!」
拙僧が街へと入ると住民の冷たい視線とは裏腹に、帝国軍の駐留部隊の兵達から手厚い出迎えを受けた。
「おお、みんながんばっているか!」
「ええ、もちろんですとも。」
兵達は自分達が戦争に勝ったことと、それを導いた拙僧に大きな誇りを抱いている。
「おお!
元首長のお歴々。息災ですかな?」

「くたばれ!」

「屈辱だ・・・。これほどの無力感に苛まれたことはない。」
ドーンスターでもリフテンでも、ストームクロークを支持していたため、やはり政権交代を余儀なくされていた。
彼らはまとめてウインドヘルムに留められ、帝国軍の監視下に置かれているようだ。
「よぉ!英雄!久々のお帰りだな。」

「ああ。あんたも首長になったか。あんただったら、この街の差別も無くせるかもしれんな。」
「次々と手は打ってる。ダークエルフともアルゴニアンとも話し合いを重ねてるしな。」
「がんばれよ。」
「ああ。あんたにはこの街に多大な貢献をしてもらった。従士に任命したい。」
「喜んで受けよう。」
「それはこちらにとっても光栄だ。執政と話して、家購入の手続きを進めてくれ。従士の条件は、この街に不動産を保有していることだ。」

「分かった。買うよ。」
「ちょうどいい所に来た。買い手の見つかっていない物件が一つあるんだ。」

「それってもしかして『ヒジェリム』?」

「よく分かったな!」

「当たり前じゃ!思いっきりいわく付きの物件やんけ!」

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