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「今、帰ったぞ~。」 拙僧は疲れきった体を引きずるようにして、大学に戻りジェイ・ザルゴの部屋へ倒れこむようにして入った。 「おお、ジェイ・ザルゴは感動している。無事戻ったようだな。」 「どこをどう見たら、無事に思えるんだよー。」 「で、どうだった?ジェイ・ザルゴの巻物の威力は?」 ジェイ・ザルゴは拙僧の叫びをスルーすることに決めたようだ。 「あれって威力は強いけどさ、抑制効かないから、周りの人間も巻き添えにしちゃって、危なっかしかったぜ。」 「ほう。威力は上がってたか。」 「依頼人と従者に何回炎を浴びせたことか。拙僧にも火傷が出来たしな。術者自身が被害食らうってどーよ?」 「ふむふむ。範囲は術者を中心にして2メートルといったところか。上出来だ。」 「全然上出来じゃねーよ!」 「そうか、あんたにまだ報酬を払ってなかったな。気付かなくてすまなかった。」 「そんなこと言ってんじゃねえって。」 「ほれ。・・・じゃーな。ジェイ・ザルゴは次の研究に忙しいんだ。用が済んだらさっさと部屋を出てくれ。」 全く会話が噛み合わね~。 ウインターホールド大学が好かれない理由が分かった気がするぞ。 PR |
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