見つけた・・・。

男として生を受けたからには、やはり一国一城の主になってみたい。
国や城とは言わないまでも、せめて自分の持ち家ぐらい欲しい。

あった方が女にもモテるだろうか。いや、モテる！絶対モテる！！



 悶々としていた時、ホワイトランの一角で売りに出されている物件を見つけた。
近くに鍛冶屋や酒場もあり、利便性は言うまでもない。

ただこの街で家を購入するには、首長の許可がいるらしい。
 

善は急げとばかりに、早速会いに行くと、交換条件を出された。

『ブリーズフォール墓地に行き、ドラゴンストーンを取りに行ってくれ。』

・・
・・・
・・・・ラッキー！

ブリーズフォール墓地といえば、前に訪れたところだ。
金の爪を探しに訪れて、ついでにいわくありげな力を得た場所だった。
確かあそこで拾った石に何やら神秘的なものを感じたのだが、もしや。。。

「おおっ！それだ。もう、採ってきたのか！？何て君は優秀なんだ。」
いや、まだアンタの前にずっといたけどさ。
それより、褒美！褒美！ほ・う・び・プリーズ

「ああ、もちろんだとも。君がその気なら、この街で物件を所有することを認めよう」


よっしゃあ！

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