忍者ブログ
  • 2024.03
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 2024.05
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【2024/04/19 02:29 】 |
113 氷の上の血5


拙僧は更なる手がかりを求めて、チラシを貼ったヴィオラと話をしてみることにした。

「このチラシのことで話を聞きたいんだが・・。」
「ああ、これね。別に珍しいもんじゃないわ。ムカつく話なんだけど、私がチラシを貼っても、すぐさま誰かに剥がされてしまうの。」
「これをとある屋敷で大量に置いてあるのを見たんだ。」
「ね?それをどこで見たの?教えて。」

ヴィオラにせがまれて、拙僧は例の夥しい血痕が見つかった屋敷へと案内した。



ヴィオラは初めこそ、血痕のすさまじさに驚いたようだったが、そのうち探偵よろしく屋敷内をくまなく物色し始めた。

「ね、このタンス怪しくない?」
「そうかな。」



「ほら、中に何も入ってないじゃない。」
「たまたまじゃないのか?」
「部屋の真ん中にあって、使い勝手が良さそうなのに?」



・・・ぎいいいい。

「ほら!やっぱり隠し扉があったでしょ!?」
タンスの奥の隠し扉を開けたヴィオラは得意げに言った。



「きゃああああああーーーー!!!!!」
「うわ!グロすぎ!」

隠し部屋に入ったヴィオラと拙僧は、夥しい人骨を目の当たりにした。
PR
【2012/06/03 23:03 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
<<114 氷の上の血6 | ホーム | 112 氷の上の血4>>
有り難いご意見
貴重なご意見の投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>