拙僧は更なる手がかりを求めて、チラシを貼ったヴィオラと話をしてみることにした。
「このチラシのことで話を聞きたいんだが・・。」
「ああ、これね。別に珍しいもんじゃないわ。ムカつく話なんだけど、私がチラシを貼っても、すぐさま誰かに剥がされてしまうの。」
「これをとある屋敷で大量に置いてあるのを見たんだ。」
「ね?それをどこで見たの?教えて。」
ヴィオラにせがまれて、拙僧は例の夥しい血痕が見つかった屋敷へと案内した。
ヴィオラは初めこそ、血痕のすさまじさに驚いたようだったが、そのうち探偵よろしく屋敷内をくまなく物色し始めた。
「ね、このタンス怪しくない?」
「そうかな。」
「ほら、中に何も入ってないじゃない。」
「たまたまじゃないのか?」
「部屋の真ん中にあって、使い勝手が良さそうなのに?」
・・・ぎいいいい。
「ほら!やっぱり隠し扉があったでしょ!?」
タンスの奥の隠し扉を開けたヴィオラは得意げに言った。
「きゃああああああーーーー!!!!!」
「うわ!グロすぎ!」
隠し部屋に入ったヴィオラと拙僧は、夥しい人骨を目の当たりにした。

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