古物商のカリクストは、見知った間柄ということもあり、快く拙僧を店内に入れてくれた。
しかも、店内にある彼のコレクションを説明付きの紹介をしてくれるという。
「昔、妹とこの地に値打ち物が転がってると聞いて、2人でやって来たんだ。楽しかったもんさ。妹は亡くなってしまったが、私はこの店を開いて、当時のコレクションで商売をしている。スカイリムの人々に我々のコレクションが少しでも役立ってると知れば、妹も喜ぶだろう。」
これは古代ノルドの解体治具さ。
これは運命の書。見る人によって、中身の文書が全く違うものになるらしい。中身が全く白紙の人は、あまり特筆すべき人生でないか、死期が間近に迫っているかのどちらかのようだ。
踊り子のフルート。特別な呪文を唱えた後に吹かれるフルートの音色を聞いたら最後、何があっても対象は踊り続けることになるらしい。
拙僧は一通りの説明を受けた後、カリクストに例の髑髏のペンダントを見せた。
「これは代々王宮魔術師に引き継がれる代物だな。」
「そうすると、このペンダントの持ち主はウーンファースってことになるな。」
「そうかもしれんが、俺なら渡さないね。奴は死霊術士らしいじゃねーか。」
「従士、お気づきですか?」
「ああ。リディア・・・お前もおかしいと思ったか?」
「はい、この家には例のモノがありました。それに店主の言動にもやや不可解な点が。」
「ああ。だが、まだ情報が少ない。とりあえず保留だな。」
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