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【2025/09/13 01:51 】 |
032 遅くなった埋葬


街道を当てもなくぶらぶらしていると、ロレイウス農園付近で立ち往生している荷馬車に出会った。



荷馬車の車輪が外れてしまったようで、道化師風の男が困った顔をしていた。

「ママと移動してたのに、無理になっちゃった。ママはとっくに死んでるから困ってるのは、ミーだけだけどね~。ハハハ!」

へ、変なやつ・・・

「そこに住んでるロレイウスに、修理するよう説得してくれると助かるな~。ミーがもう5回も頼んだのに、Yesと言ってくれないのよ~。ヒャッホー!」



「・・・という事なんだけど、修理してやってくんね?」
「嫌じゃ。あんな気色悪い奴と関わりたくもない。」
「気持ちは分かるけどさ~。」
「それに母の亡骸を運んでいると言うが、怪しいもんじゃ。何かあったらワシらにも類が及ぶわ。」
「でも困ってるみたいだしさ。恩を売っておいた方が、恨みを買うより後々良くね?」
「むむむ~。」



「OKだってさ。後で道具まとめて来てくれるよ。」
「ブラボー!あなたにはキランキランのピカンピカンの金貨をお礼にあげるネ!ミー感謝多謝よ。」



道化師から礼金を受け取って、数日後・・・

え?まだいるの?



慌ててロレイウス農園に行ってみると、じーさんはあれから何をした様子もなく、高いびきをかいて眠っていた。そう言えば、『いつまでに』という話はしてなかったかも?

・・・ま、いーか。
拙僧、嘘は言ってないし。
そのうち、修理にかかるだろ。
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【2012/03/26 20:30 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
031 東から昇る2


「早く乗りな。東帝都社に雇われた傭兵は皆揃っている。お前さんで最後だ。」

拙僧を含めた傭兵達は、東帝都社の商売を妨害する海賊ブラックホーカーの殲滅に乗り出すことになった。



海賊のアジトへの航海中、拙僧は討伐隊の指揮をとるアデレイサに魔闘士ハルディンのことを聞いてみた。

「とても手強い奴よ。とにかく執拗な性格なの。見定めた敵を徹底的に叩かないと気が済まないのね。しかも強力な攻撃魔法を使いこなすものだから、正直手を焼くことになりそうね。東帝都社もとんだ奴に狙われたものだわ。」




そうこうするうちに、海賊のアジト:ジャフェット・フォリーに到着した。
だが傭兵達は皆、船から下りようとしない。

「海賊達の船は、ハルディンの魔法で巧妙に隠されてる。迂闊に出て行っては我々がやられるだけよ。まずは勇敢な斥候が砦に侵入して、ハルディンを暗殺するべきね。」

なるほどな。・・・まあ、百歩譲ったら分かる話だ、隊長さん。
で、何故それを拙僧の前に来て言う?

「あなたの有能さはオルサス社長から聞いているわ。今回も見事期待に応えてくれるでしょう?」



クソォ!どうして拙僧の周りには一癖も二癖もある女しかいないんだろう?
またアゴで上手いこと使われて、貧乏くじを引かされた。
・・・後で絶対ヒーヒー言わせてやるぅ。しくしく。。

さすがに魔闘士は手強くて、苦労させられたけど、所詮は生身の人間。すでに竜ともタイマンで戦えるようになった拙僧の敵ではなかった。


本当に拙僧があせったのは、砦を出た後。



ドガーン!
と、砦が砲撃されてる・・・しかも大砲撃ってるのって拙僧が乗ってた船じゃん!



砲弾が嵐のように飛びかう中、何度もソブンガルドの風景が見えそうになりつつも、必死になって船へと戻ったら、女隊長にこともなげに言われた。
「無事で何よりねあなたが敵を内部で撹乱しているうちに、外からも攻撃を開始したの。砲弾があなたに当たらなくて良かったわ
「・・・。お、おお、お、鬼!
「ふふふ。誉め言葉をありがとう。」

アデレイサの両面作戦は功を奏し、見事海賊団を壊滅させた。



「良くやってくれた!どうだろう?君ほど優秀な傭兵は見たことがない。アデレイサと共に、今後も私に仕えてはもらえないだろうか?」
「御免こうむる!」

金は欲しいが、命あっての物種。
自分の兵を駒としか見てないような女と組めるかってんだ。
一発ヤったら、すぐに縁を切る!
【2012/03/25 22:18 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
030 東から昇る1


装備を新調するのに、がっぽがっぽ儲ける必要が出た拙僧は、金を唸るほど持ってそうな『東帝都社』に仕事の口を求めるべく、ウインドヘルムへとやって来た。
しかし、スカイリム全土の貿易で潤っているはずの本社は荒れ果てた様子。一抹の不安を感じつつ、社長のオルサスに面会をして事情を聞いた。

「海賊のせいだよ。奴らが商売の邪魔をして、被害が甚大なんだ。」
「首長には話を持ちかけてみたのか?」
「あいつらは内戦にかかりきりで、我々の陳情に見向きもしない。」

主義主張の闘争は御立派だが、泣かされるのはこういった企業や市民達。
国が滅ぶのは外的要因よりも内的要因。
その辺のことをお偉いさんたちは分かっているのだろうか?

「傭兵を雇って、海賊達の根拠地を叩こうにも、それも分からない。八方塞がりだ。」
「何も手はないのか?」
「手がかりならなくもない。怪しいもんだが。実はライバル社の『シャッター・シールド家』の船だけは、安全に航海ができるようなんだ。胡散臭いだろ?」
「いかにも海賊と取引をしてそうだな。」
「だろ?もし可能なら・・・その・・・やつらの裏帳簿を入手できないか?・・・手段は任せるが。」



『シャッターシールド家』と『東帝都社』は、実はお隣さんだったりする。
近隣付き合いは大事にしないとねっ・・・と。




裏帳簿には、ばっちり裏取引のことが書かれていた。
どうやら海賊に金を渡して、自分達の船の安全を保障してもらっているらしい。

「海賊の交渉人と接触して、上手く奴らのアジトを聞き出してくれ。」
オルサスに調査報告したら、矢継ぎ早に次の依頼を出された。

帳簿によれば、ドーンスターの酒場で交渉役と話ができるらしい。



「あーん?なんだよ!こっちはいい気分で酒を飲んでるってのによ~!」

馬鹿丸出しの柄の悪い男が、交渉人だった。同じくおつむの弱そうな兄ちゃんと、周囲に迷惑そうな視線を送られながら、盛大に飲み食いしている。

「ブラッドホーカーという海賊を知らないか?」
「ギャハハハ!知ってるも何も、船団の一隻の船長を任されてるんだぜ。」
「拙僧をその船に乗せてもらえないか?」
「ああん?おめえはどうにも胡散臭えなあ。帰りな。」

「どうやったら乗れるんだ?コレで話さなきゃならんか?」と言いつつ、握りしめた拳を見せた。
「ハッハー。これだから馬鹿の相手はタマらねえ。すぐに黙らせてやるから覚悟しな!」


「オラァ!」


「オラオラオラァ!!!」


船長をボコにして、敵のアジトと強力な後ろ盾がいることを聞き出した拙僧は、一路ウインドヘルムへと戻った。



『東帝都社』では、社長のオルサスが傭兵団長のアデレイサと共に待っていた。

「何?魔闘士のハルデインが、やつらの背後にいるんだって!?」
【2012/03/25 11:20 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
029 過去の断片3


“メエルーンズのカミソリ”の3つ目のかけらを求めて、デッド・クローン・ロックに住まう魔女を倒した。



「メエルーンズのカミソリの柄頭石GETだぜえええい!」

・・・ってゴメン。さすがにしつこいわな。



「よくやってくれた。君に支払う報酬を惜しむまい。それだけの功績を君は立てた。」

分割された遺物をすべて集めて戻った拙僧に、サイラスは手放しで喜んだ。




「これから、修復に取り掛かる。私と君が出会ったのも何かの運命だ。良ければ君も立ち会うかね?」

誘われて行った先は、なんとまあメエルーンズ・デイゴンを祭る祠。

サイラスはいつのまにか深遠の暁ルックになってるし、やっぱりこいつ只のコレクターじゃねえのかも。



・・・と思って、あっさりと倒しちゃった。




修復した“メエルーンズのカミソリ”も拙僧が活用してあげよう。

『そいつを使って、世界を滅ぼせ』とかメエルーンズの声がするけど、無視無視
どうせ、具現化できないんでしょ?
200年前の負け犬は好きなだけ吼えてろ!




ついでに祠の内部に侵入して、宝も根こそぎGETだぜえええい(あっ、また・・・。)
結構高価なモノがごろごろあるじゃん。ウハウハですなあ。

【2012/03/24 21:07 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
028 過去の断片2


「あんたヨルゲンさんか?」
「ああ、そうだが。何か用かい?」
「“メエルーンズのカミソリ”を持ってるんだろう?くれないか?」
「帰りな。そんなもの見たことも聞いたこともない。」
「・・・とっとと出さないと、二度と皮なめしをできなくなるぜ。」

ちょいと脅しただけで、びびったヨルゲンは自宅の鍵を差し出してきた。



部屋の中にででんと鎮座した宝箱がひとつ。
隠すも何も堂々と置かれてるがな。



「メエルーンズのカミソリの柄GETだぜえええい!」


拙僧が強盗まがいのことを行っているのは、先日『深遠の暁・博物館』の館長・サイラスヴェスイウスからの依頼を受けたからだ。彼は深遠の暁メンバーを祖先に持ち、かのカルト宗教に纏わるグッズを集めて回っている。


サイラスの依頼は、“メエルーンズ・デイゴンのカミソリ”と呼ばれるデイドラの遺物を入手して欲しいというものだった。


かなりの破格の報酬を提示してきたことに加え、デイドラの遺物を拝めるかもしれないという好奇心も手伝って、拙僧はこの依頼を受けることにした。


サイラスによれば、深遠の暁殲滅に関わった兵団の幹部らの手により、ターゲットは3つに分割され、それを幹部連のトップ3がそれぞれ1つずつを持ち、決して元に戻さないように誓ったという。その教えは代々子孫たちに引き継がれ、今も3つに分かたれたままであるという。


サイラスは恐るべき執念で、それぞれの子孫達を付きとめた。
その情報を得た拙僧は、さっそく一人目のモーサルに住むヨルゲンを訪ねた・・という訳である。


2つめはクラックスタスクキープを根城にしている山賊の頭目が所有していた。
寝込みを襲って、あっさりと入手に成功した。





「メエルーンズのカミソリの刃の破片GETだぜえええい!」
【2012/03/24 00:00 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
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