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【2025/09/12 23:20 】 |
037 フォースウォーンの陰謀4


シルバーブラッド邸。街全体を見下ろせる高みに位置し、住人は、文字通り、ここから人々を支配してきた。



奥方は若く美人だった。
「主人とはお金が目当てで、結婚しましたの。全く後悔してませんわ。」
・・・そして腹黒だった。



「誰も通すなと言っておいたつもりだが・・。」
不満タラタラながら、シルバーブラッド家の現当主ソーナーは拙僧と相対した。

・・・その時、



悲鳴が聞こえたかと思うと、この家のメイドが奥方を刺しているところだった。
そして事を終えたメイドがソーナーにも襲い掛かった。

だが、ソーナーもさるもの。メイドの攻撃をさらりと交わし、なんなく手に持っていた食事用のナイフでメイドに止めを刺した。

「全てはフォースウォーンの為・・・。」
メイドの最期の言葉をソーナーは聞いていなかった。
「妻が死んでしまった!最愛の妻がいなくなった!もうたくさんだ。全てを終わりにする!出てってくれ!」

どうやらメイドの正体はフォースウォーンらしい。フォースウォーンのネポス老を死に追いやった拙僧と、原因を作ったソーナーへの復讐だろうか。

結果、悪はほぼ死に絶え、一人残ったソーナーは愛する妻を失い、絶望の淵に沈んだ。



拙僧は、全ての顛末を報告するべく、依頼者の男の下へと向かった。



「お前を逮捕しなきゃならんな。この男を殺した者として。」
「ついでにこれまでの殺人事件の罪も被ってもらおう。」
「さっさと手を引いておけば良かったものを。クックック。」


例のタロスの祠内で拙僧を待っているはずの依頼者は、血の滴る剣を持った衛兵達の足元で血の海に沈んでいた。


まさか、この街の衛兵がここまで腐敗していたとは・・・。

ソーナーの野郎、まだ懲りてなかったか。



拙僧は捕縛された。
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【2012/03/31 23:17 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
036 フォースウォーンの陰謀3


拙僧に拳で語ろうとは、無茶もいい所。
軽く撫でてやったら、あっさりと口を割りよった。



世話役のネポス老の住居。長年に渡り、暗殺を指示してきたドンだ。



「・・・という訳だ。悔恨の日々ぢゃったよ。だが仕方なかった。」
「ヤケにあっさりと話してくれたな。」

真相を話すよう迫る拙僧に、ドン・“鼻利きのネポス”は応えた。

ネポス老は、一時マルカルスを支配していたフォースウォーンの一員。街から追い出され、彼らの王が囚われの身となった後、かの王が牢獄から送ってくる指示に従って、黙々と暗殺を続けてきたらしい。

「王は何故、暗殺の指示を?」
「処刑されるのを止めさせる為ぢゃ。」
「つまり取引か。」
「ああ。この街の名士を気取る男とな。街の実権を握っておるのは、あの男ぢゃ。我々フォースウォーンに邪魔者を排除させ、飼いならした衛兵にもみ消しをさせておる。腐った奴ぢゃて。」
「これで全てか?」
「ああ、知ってることは全て話した。だが、残念ながらこの館を生きて出させる訳にはいかぬのう。」



「・・・あんたがな。」

真相を洗いざらいぶちまけたのは、拙僧をこの館から逃がさぬよう、準備をするため。
誤算だったのは、取り囲んだ部下全員を持ってしても、拙僧に敵わなかったこと。



とうとう黒幕が分かった。

【2012/03/31 22:40 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
035 フォースウォーンの陰謀2



知り合いだと言って、非協力的な宿屋の主人を説き伏せ、被害女性の部屋に入った拙僧は、机の引き出しに彼女のメモ帳を見つけた。



「帝国の密偵だったのか・・・。」

メモ帳によれば、彼女はスカイリム統括責任者であるテュリウス将軍の命を受け、マルカルスの内情を探っていたらしい。



「こそこそ嗅ぎ回っているようだが、治安を守るのは我々衛兵の仕事だ。ヨソ者はさっさとこの土地から去れ!」
「厄介事は避けるようにしてるぜ。」
「厄介事に気づくだけでも問題なんだ。良いか。警告はしたからな!」
 



訳の分からない衛兵の脅しなぞ無視無視。

次に拙僧は、犯人の男の住処へと向かった。
貧民窟の一室を使っていたらしく、生活水準は最低レベルだったようだ。

生きるのもやっとの男が、何故帝国のスパイを狙う?



男の部屋から、指令書が見つかった。
どうやら“N”を名乗る者から、暗殺の指示を受け取っていたらしい。



貧民窟を出たら、むさくるしい男が話しかけてきた。どうやら拙僧を待ち構えていたらしい。
「この街を嗅ぎ回っている旅人ってのはあんたか?」
「そうだと言ったら?」
「痛い目に遭わせろって、あるお方のお達しだ。」

【2012/03/31 21:21 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
034 フォースウォーンの陰謀1


スカイリム西方に位置する都市『マルカルス』にやってきた拙僧は、いきなり殺人の現場に遭遇した。
被害者は旅行者風の女性。犯人は鉱山で働く労働者。
しかも犯人は駆けつけた衛兵にあっという間に切り伏せられてしまった。

あれ?事情とか聞かないの?

確かに武器を持ったまま、逃走しようとしていた凶悪犯ではあるが、衛兵達の問答無用なやり口に驚いてしまった。



一瞬のうちにいろいろな事が起こって、ポカンとしていた拙僧だったが、
不意にポケットに何かが捻じ込まれて慌てて振り向いた。

「落としたよ。」

背後にいた男が言葉少なに去っていった。
ポケットの中を見てみると、『タロスの祠で待っている』と書かれたメモが入っていた。



「良く来てくれたな。正直誰にも頼めなくて困っていてね。」
指定された場所へ行くと、案の上、先ほど拙僧のポケットにメモを捻じ込んだ男が待っていた。

「何の話だ。」
「殺人事件だよ。」
「ああ、拙僧も目撃した。犯人は死んだじゃないか。」
「違う違う!黒幕がいるとは思わないのか?不可解な殺人事件はもう10数年もこの街で続けざまに起こっているんだ。」
「衛兵には言ったのか?」
「奴らは信用できない。奴らだけじゃない。この街の誰もが怪しすぎる。」
「拙僧なら良いのか?」
「あんたは旅人だ。この街の利害に何の関係もないだろう。」

彼、エルトリスは幼少の頃に、父親を殺されて以来、この街の事件について調査をずっと続けていると言う。
ただ最近結婚話が持ち上がり、所帯を持つ前に、一気に事件を解決したいそうな。

復讐と正義と保身の入り混じった依頼だったが、事情はどうあれ、拙僧は金払いが良ければ構わない。
しかも女性が目の前で殺されたのだ。許すまじ。
拙僧としてはそれだけでも、十分動機となり得た。




「この街では死人の話はしちゃいけない。自分にも不幸がやってくるんだ。」

早速被害女性が宿泊していた宿屋で聞き込みを開始した拙僧に、いきなり主人は警告してきた。
【2012/03/31 17:31 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
033 計り知れない深み


リフテン----盗賊ギルドが幅を利かす、油断のならない街。

衛兵もがんばっているのだろうが、とにかく治安が悪く、荒んでいる。
こういう場所は住民には迷惑だが、冒険者には大歓迎
・・・困りごとの種はいくらでも転がっているんだから。。


さっそく困り顔をしているトカゲ族から相談を受けた。
(ごめん、ちょっと嘘交じった。アルゴニアンの表情って拙僧には分かりません!)


彼女”水底からの者”(・・変な名前!)の依頼内容は、ドワーフの遺跡からかっぱらってきた辞典を元に戻して欲しいというもの。(・・変な依頼!)




最近の流行らしく、遺跡に入ると、また幽霊が現れた。

性懲りもなく、また追体験をさせてくれるらしい。
それによると、依頼者は4人のパーティで、1人逃亡、2人死亡、1人絶望(依頼者)という燦々たる結果

さぞや、拙僧を楽しませてくれるのかと思いきや・・・



何の苦労もなく、あっという間に最深部に到着!
ちょっと拍子抜け。

しかも見え見えな感じで、ドワーフ・センチュリオンが一匹突っ立ってる。

動くんでしょ?
・・はいはい。動いたね。


意外だったのは、ロボットが巨体の割りにちょこまかと動きまくること。
結構素早いの~!

とは言え、図体デカイことに変わりないので、さすがにこちらが的を外すことはないわけで・・・。
姉さん、拙僧はリディアと一緒に彼を凹りました。



辞典を返した途端、拙僧にパワーが流れ込んできた。

永続的効果 『太古の知識』 ・・・なかなかお得なモンもらっちゃった!
【2012/03/27 21:39 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
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