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【2025/09/12 17:14 】 |
047 響き渡る声明


一員となった拙僧に最初に与えられた任務は、最近ギルドに非協力的になったゴールデングロウ農園に恐ろしさを分からせろ!という内容。具体的には・・・

  • 金庫の中身をごっそり頂く。
  • ミツバチの巣を焼き払う



をヤればいいんだと。




下水道からゴールデングロウ農園に忍び込んだ拙僧は、景気良く辺りの巣に火球を放り込んだ。

燃やすのは得意中の得意っス。
うりゃー燃えろ!萌えろ!

無論、そんなことしたら、警備兵は黙っちゃおれんわな。
早速ワラワラと集まってきたところで、ちゃちゃっとトンズラ。
警備兵達は、犯人も追いかけず、自分たちの持ち場放り出して、火を消すのに必死



まんまと手薄になった屋敷に潜入成功!



金庫はどこかいな~?



おお、グースカ寝てる奴もいる。こいつ、後でクビやな。。







「・・で、屋敷をぐるぐると回って漁りまくった挙句、金庫どころか金目のモン全部かっぱらってきたと?」
「うん
「ちょっと脅すだけで良かったのに。農場は明日から失業やな。ま、えーか。十分すぎるけど、世間に『ギルドなめとったらアカンぞ!』って脅しにはなったやろ!」
「ま、そーだろね
「ご苦労さん。これがお前の分け前や。」

一歩一歩、ギルド内での地歩を固めていく拙僧であった

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【2012/04/08 21:58 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
046 仕事の結末


「おーい!着いたぜ。
「えあ!?お前、途中何にもなかったのか?
「まあ襲ってきたやつとかいたけどさ。ちょろかったつー感じ!?これで採用だろ?」
「い、いや。まだだ。」
「えー?話が違うじゃん。」
「うっせー。雇用者側の話を黙って聞いてろ!」
「お前、21世紀のとある島国じゃ、今の発言だけで一発アウトだぜ。」
「だあああ!と・に・か・く、やるの?やらないの?」



「ギルドから金を借りたまま、返さない奴が3人もいるんだ。奴らから借金を取り立てて来い。そしたら採用!」
「・・結構、天下の盗賊ギルドもなめられてんのね?
「うるせーよ。最近いろいろと不運が続いてるだけだよっ。・・おかげでちょっと威信に傷が付いちまってるんだ。

なんだか、ブリニョルフが泣きそうになったので、これ以上の追求は止めておいた。
こんなギルドに入って大丈夫か?という不安は生まれたが。。



一人目は酒場『ビー・アンド・バルブ』の女主人トカゲ娘のキーラバ。
不貞な女だったが、思わぬところから援護射撃があった。



彼女の婚約者のタレン・ジェイだ。
結婚を前にして、彼女がトラブルを抱えているのが不安らしく、綺麗さっぱりとした状態で、円満に結婚生活をスタートしたいらしい。結構クールですな。

ともかく故郷の話を振れば良いと教えられ、その通りに交渉しなおすと、あっさりと陥落。



二人目は『プローン質屋』の店主ベルシ・ハニー・ハンド。
こいつは街の平和を語るくせに、金のことになるとごねまくる困ったちゃん。


「ごちゃごちゃ言ってんじゃねーぞ!」



大事そうにしていた壷を叩き割ったら、ガタガタ震えだして、あっさりと陥落。
うーん、拙僧もすっかり悪やなあ。



三人目は『ヘルガの宿舎』のマスター、ヘルガ嬢。
店員をこき使い、自分は節操無く一週間で3人の男と寝たりする性悪女。
色気たっぷりやけど、勝気なタイプっす。



こういう女の子は、ちょっと脅すだけでよろしオマ。

店の奥に飾ってあったディベラ像に手を出しただけで、案の定、泣いて懇願された。陥落。





「で、拙僧どうなん?」
「ま、採用しねーワケにはいかんわな。お前さんの大した有能ぶりは十分に分かった。おめでとう。」
「よっしゃ!」

晴れて、盗賊ギルドの一員となった拙僧

めくるめく裏社会の活躍を乞う、ご期待!
【2012/04/08 21:33 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
045 チャンスのお膳立て


先日のモラグ・バルの一件で、心底凍りつく体験をした拙僧は、閉じ込められることにトラウマを感じるようになった。言わば『閉所恐怖症』というやつである。

Q. では閉じ込められたらどうするか?

A. 開ければ良い。

・・・という単純な発想で、盗賊ギルドの門を叩くことにした。

いろいろ特典がいっぱいあることに気づいたし。
  1. 開錠技術が身に付く。
  2. すると、どんな所にでも忍び込めるようになる。
  3. 夜這いかけるのも、女の子の下着ドロもやりたい放題。デヘ
  4. 他にもキャ●ツ・アイとか、こちらの世界で活躍する美女とも出会えるかもしれんし

「・・・事情は分かったが、大丈夫か?この世界、結構キツイぞ。」
「できるできないじゃない。やるんだ!でないと、拙僧一生、深窓の令嬢とお近づきになれん!
「動機は不純すぎるが、まあいっか。」

という経緯で、リフテンの街でブリニョルフという男のテストを受けられることになった。



「テストは簡単だ。盗品を気づかれずに、標的のポケットに入れるだけさ。」



そう言うが早いか、ブリニョルフは大声を出し始めた。

「いらっしゃい。見てらっしゃい。寄ってらっしゃい。素晴らしいアイテムを入手したよ。とりあえず話を聞かないと損だよ。」

ザワザワザワ・・・「得」とか「損」という単語に敏感なリフテンの住民が夜だというのに市場に集まってくる。
その中で眼光の鋭い男が、木箱に腰掛けるのを見て、ブリニョルフが拙僧に目で合図を送ってきた。

(あいつか。)



辺りを見回し、拙僧は手じかの宝石商の露店から、値打ち物の指輪を盗み出した。



標的の男はブリニョルフのいかがわしいトークに夢中になっている。
拙僧は背後から忍び寄り、そっとポケットに忍び込ませること成功した


「お前、結構見所あるなあ。」
「だろ?拙僧、結構手先が器用って、子供の頃から言われてるんだ。」
「いや、近所の評判とかアテにされても困るんだが
「で、どうなんだ?拙僧を仲間にしてくれんの?夜這いの技術教えてプリーズ!」
「・・いや、そういうのは教えてないんだけど。ええい、面倒くさい!じゃあ、これから俺はアジトで待ってるから、無事辿り着いたら採用ってことで。」
「え?そんなのでいーの?」
「フッフッフ。なめちゃいかんぜよ、にーちゃん。途中には、命知らずのごろつき共がウヨウヨしてるんだぜ。」
【2012/04/08 20:57 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
044 恐怖の館
これは拙僧が味わった恐怖体験である。




約10日ほど前に話は遡る。

マルカルスを散歩していると、奇妙な男に話しかけられた。
「この辺に廃屋はないか?」



暇だったこともあり、拙僧は案内がてら、男の仕事を手伝うことにした。

・・・おや、中はいろんなものが浮いてるねえ。すげえ技術だな。

・・・あれ?入ってきた扉が閉まって、開かないぜ。

・・・BGMがなんかおどろおどろしいんですけど。



「とーじーこーめーらーれーたーーっ!!どないしょ?どないしょ?」

あんた、パニックになった途端、いきなり人格代わってね?

「こーなったら、お前を殺して俺も死ぬー!」

何、ワケ分からんことほざいてんの?こんなムサイ奴と心中なんて、イヤーっ!!




「何で俺と一緒じゃ駄目なんだよーっ。俺の何がいけないんだ!?」

とりあえず全部。


男はヒステリー起こした挙句、浮いている土鍋にまともに頭をぶつけて動かなくなってしまった。

・・・今のうちに、別の出入口探して、逃げよう。




廃屋は意外に広く、奥に辿り着いたとき、どこからともなく声が聞こえた。

「よくぞ来た!お前に褒美をとらそう。前に出よ。」

錆びたメイスが台座上に置かれており、いかにもな感じで床に魔方陣が書かれている。
むっちゃ、罠の匂いがプンプンするんですけど。

・・・どーせ、言うとおりにしなきゃ、先に進めないんだよね?

ガシャーン!

大きな音がしたと思ったら、拙僧はいつのまにか檻に閉じ込められていた。

「ハッハッハ!引っかかったな。馬鹿め。そうそう上手い話があるわけないだろ!」

ヘイヘイ。

「なあなあ、そこから何が見える?なあ、そこから見えるものは何だ?」

意味不明。無視。

「祠をきれいにして、供え物を飾ってくれる奴を連れてきてくれ。なるべくマゾい奴がいいぞ。」

いきなり依頼かよ。しかもマゾ希望って何?

「報酬を取らせよう。我がモラグ・バルの名にかけて!お前に2つとない我が遺物を授けよう。」

ついさっき、あんた自身が言った台詞、覚えてる?

「・・・・・。」

面白いから、もうちょっと困らせてやろうかな?



デイドラプリンスの一人、モラグ・バルのお告げに従い、ログロルフというじーさんを見つけ出した。



じーさんに事情話したら、喜び勇んで、廃屋へやって来た。



うわ。いきなり跪いてるよ。・・おい!そこ、危ねーぞ!!



ガシャーン!



ほら、言わんこっちゃない。



「ホラホラ!この祠の掃除係になると言わないと、もっと酷い目に遭わせるぞ!」

「ああああーー(喜)。サイコー!ゾクゾクしちゃう。もっともっと。」

予想に反して、じーさんは感動していた。
閉じ込められたのが、よほどうれしかったのだろう。



「よし、お前は鞭でじじいを叩いてやれ!苦痛を味わわせてやるんだ。お決まりの台詞も忘れるな!」

どんどん興奮して盛り上がるMじーさんとS神様。
拙僧まで巻き込まれそうな気配である。

ヤダヤダヤダヤダ!

拙僧は耐え切れなくなって、逃げ出す他なかった。


これがすべてだ。

嘘だと思うなら、行ってみるといい。


恍惚に酔いしれるじーさんと神様に出会えるだろうから。
【2012/04/06 00:18 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
043 愛の書3


「分かってるなら、さっさと行きなさい。マーラはいつもあなたを見ていますよ!」

司祭に予想通りあしらわれて、新たな命により『グジュカールの記念碑』へとやって来た。


・・・うわ。今回は幽霊ッスか?



「夫の遺体がどうしても見つからないの。軍は敵に皆殺しにされたって聞いたのに。」
「戦いって確か百年も前の話だと思うけど・・・。」
「何言ってるの!このおびただしい死体の山が見えないっていうの!?」

ハイ、見えません。

ともかくマーラの声がするので、女幽霊さんは置いといて、導かれるままに移動してみた。



いたよ。

ってか、奥さん・・・全然見当違いの場所を探してるじゃん。
山一個分は離れてるぜ。



「明日、いよいよ戦闘なんで、ここで野営してるんだ。」

あれ?奥さんの話と微妙に噛み合わないような・・・。

「妻が?妻が来ているのか?」
「なんか、アンタを探してたけど。」
「はるばる遠い故郷から来たんだ。重大事に違いない!」
「ね?拙僧の話、聞いてる?」
「こっそり抜け出して、明け方までに戻れば問題ないだろう。明日は一大決戦だからな。さっさと行くぞ。」

・・あーあ、行っちゃったよ。旦那さん。



「あなた!」
「どうしたんだ?一体何があった?」
「あなたの軍が皆殺しになったって聞いて。居ても立っても居られなかったの!」
「何を言ってるんだ?戦闘は明日だぞ。」
「確かにあなたは今、私の目の前にいるわ。」
「そうだな。我々は一緒にいる。それが重要なんだ。」
「ああ、あなた・・・私幸せだわ。」
「俺も幸せだ。ハハハハハ
「ウフフフフ

二人の幽霊は笑いながら、天へと上っていった。




えー!展開について行けなーい!!


・・・その後、拙僧はようやく司祭に働きを認められて、マーラの加護を得られるようになった。
(一応)めでたしめでたし。



【2012/04/04 00:06 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
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