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【2025/09/12 13:35 】 |
052 ディベラの心臓1


マルカルスのディベラ聖堂に忍び込んだのはつい、先日のこと。
その時、拙僧は黄金で出来たディベラ像よりももっと美しいものに出会った。



「いるんでしょ?分かってるわよ。」
「・・・。」
「黙ってたってお見通しよ。神官をあまり舐めないで欲しいわ。」

拙僧はため息をつく他なかった。
諦めて透明化を解き、姿を露わにする。

「あら?結構ハンサムなのね。」
「・・・なぜ、分かった。音も匂いも発していなかったはずだが。」
「“心眼”って知ってる?一流の暗殺者もしくは神官には備わっているものよ。」
「はあ?心眼!?」



拙僧が誰かに屈するのは稀なことだ。
ましてや戦闘力などまるで皆無の女神官には初めてのことだった。

「ディベラ聖堂の最深部は男人禁制なのよ。知らなかった?」
「知ってたから来たのさ。深窓の令嬢には昔から憧れててね。」
「あなたは大事な儀式の邪魔をしたのよ。罰を与えなくては。」
「罰?どんな?」
「即刻処断しても構わないのだけれど、何かに役立ってもらうのも悪か無いわね。」
「深窓の神官にしては策や世事に通じているようだな。」
「だから心眼があるって言ってるでしょ。あなたの思考を先回りするのも簡単なの。」
「・・・分かった。で、何をすれば良い?」



「娘の居場所?冗談を言ってるのか?娘は盗賊どもに攫われて行方不明だよ。」
「そりゃ、参ったな。拙僧はディベラの神官に命じられて、あんたの娘さんを探してるんだ。」
「ディベラの?何で。」
「よくは分からんが、あんたの娘さんは次のシビルに選ばれたそうだ。」
「シビルに!?そりゃ本当か?」


拙僧は神官ハマルの命を受けて、次のシビル候補の少女を探しにカースワステンの村にやって来ていた。

シビルとは、ディベラのお告げを夢見によって現世に伝える巫女のこと。

先代のシビルが亡くなった為、次のシビル候補を探す為の儀式をしているところで、拙僧が割り込んだため、儀式は途中でぶち壊しになってしまった。
このカースワステンに住む少女と彼に忍び寄る闇の気配が見えたのだが、分かったのはそこまで。
責任を取って、その少女を安全に聖堂まで連れて来いというのが、ハマルから受けた指示内容だ。



「またここかぁ。」

この砦にやってくるのは、もう幾度目になるだろう。
捜し求めた少女フョトラは、ここブロークン・タワー要塞に囚われているらしい。

救出に向かう旨を告げると、父親のエンモンも同行を申し出てきた。
悪鬼羅刹から娘を早く助け出したいらしい。


困ったな。
ここにいるフォースウォーンの連中は、拙僧の仲間なんだよなあ。
確かに何度もトラブルを起こしてくれる問題連中だけど・・・・。

このまま父親とフォースウォーンを会わせると、拙僧まで誤解を受けかねない。
さあ、どうしよう?
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【2012/04/15 11:39 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
051 サマーセット・シャドウズ


「デカ(略)・・・。」

今度はウインドヘルムへやってきた拙僧。
依頼人のトリステン・クルーエル・シーは娘を賊に殺害され、意気消沈していた。
彼女がいつも身につけていた首飾りは賊に奪われており、せめてそれを取り戻したいらしい。

うら若き娘の未来を奪った罪は万死に値する。
というより、『世界の美女は拙僧のモノ計画』を阻む輩は到底許しがたし!



心当たりを訪ねたところ、トリステンはニラナイという露天商の女が、賊についての情報を握っていそうだと教えてくれた。

「はあ?私が関わりあるわけないじゃない。」
「しらばっくれるんじゃねえよ。」

凄みを利かせると、ニラナイはあっさりと口を割った。

「サマーセットシャドウズよ。新たにできた盗賊ギルドなの。奴らはあんた達みたいなスマートなやり口はしない。分かる?殺しもアリってわけ。」
「じゃあ、今回の真犯人はそいつらってことだな?」
「いいや、私が言ってるのは首飾りを盗んだ連中のこと。彼らは遺体安置所に運ばれた娘さんのお宝を弄っただけよ。」



殺しの真犯人は闇の中。なれど、依頼はとりあえず首飾りの奪還。
ならばサマーセットシャドウズに全ての罪を被ってもらおうか。
彼らを放置していては、いずれ盗賊ギルドにも類が及ぶだろうし。

さっそく、彼らのアジトをつきとめた。



アタタタタタターアター!お前らはもう死んでいる!



首飾りの回収も成功!




サマーセットシャドウズの象徴の旗もついでに燃やしとこ!

こうしたら盗賊ギルドが軽んじられることもないだろ。
『盗賊になりたかったら、ギルドに入ればいいんですよー』というメッセージ。



「さすがプロフェッショナルに任せて良かったよ。娘の無念も少しは晴れるだろう。お礼に今後あんた達の活動の支援をここウインドヘルムでさせてもらえないか?」
「うれしい話だ。上に言っとくよ。」

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「最近、サマーセットシャドウズの恐喝が止んだと思ったら、あなたが壊滅してくれたのね。」
「ああ。ニラナイさんよ、今後は我々との取引を行って欲しいんだが。」
「もちろんOKよ。どんな盗品も適正な価格で取引させてもらうわ。」

故買商GETだぜい!



「お前さんのおかげで、今や盗賊ギルドは最盛期の勢いを取り戻したぜ。」
「なー。拙僧に任せておいて良かっただろ?」
「ああ、あんたはこのギルド一の会員になったようだな。」
「なら報酬アップ・・・。」
「ま、今後ともかんばってくれや!」
「おーい。」
「さっそくまたデカイ話が舞い込んだぜ!」
「・・・・。」
【2012/04/14 11:30 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
050 偽の恩赦


「デカい・・(略)。」

今回の仕事はホワイトランでやるらしい。
ラッキー拙僧にしてみれば、庭みたいなもんだ。



今回の依頼者『オルフリッド・バトル・ボーン』は旧友が酔った勢いで暴れた罪で投獄されて焦っていた。

実は旧友アーンはソリチュードでは重罪人らしく、ソリチュードからホワイトランに情報が伝われば、大変なことになるらしい。

依頼の内容は、すでに届いているであろうソリチュードからの情報を改竄し、ついでに監獄の受刑者記録も改竄してくれとのことだった。



つーか、拙僧ってばここじゃあ大概の場所に顔パスなんだよね~。
深夜に“首長の寝室”や”執政の執務室”に忍び込んでも、衛兵何にも言わないし。

カキカキカキ・・・。(アーンを適当に別の名前にして・・・と。)



おーおー。オルフリッドの懸念どおり、ソリチュードから手紙が届いてる。



あちゃー!まさにアーンのことが書かれてるわ。

カキカキカキ・・・。(適当に違う名前に変えとこう。)



「もう、大丈夫なはずだぜ。」
「よくやってくれた!この礼はとても返しきれそうにないな!どうだろう?今後ホワイトランでお前と盗賊ギルドの支援者になることを約束するというのは?。」
「ありがたい話だな。ま、上に報告してみるよ。」

そして、いつもの押し問答を繰り返し、拙僧の声望は高まったが、実際の報酬アップはなかった。

もしかして拙僧って、上手く使われてる?
【2012/04/12 23:56 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
049 デインティ・スロード号


「デカイ話が・・(略)・・。」

いつものようにデルビンに呼び出され、ソリチュードへ行くように指示された。



ソリチュードで待っていたのは、なんと従士のエリクール!
首長の信任を受けた地位も名誉もある人が、盗賊ギルドに何の用かいな。




まずはレッドウエーブ号に行き、麻薬を仕入れてこいだと。

船には難なく着いたが、売人がこっちの足元をみて、高値を吹っかけて来やがった。
ぼったくりがミエミエだったので、あさっての方向を見てる隙に財布をスリとってやった。



財布の中から、船倉の金庫の鍵が出てきた。
・・・怪しい。




船倉に潜って、金庫を開けてみると変なメモが出てきた。



メモによれば、ブツは別の金庫に入れて川に沈めているらしい。
ちょうどこの船の付近だそうな。



んじゃ、いっちょ潜ってみますかー!



おお、あった!



ブツGETだぜーい!



エリクールのおっさんに、「今度はデインティ・スロード号の船長の収納箱に入手したブツを忍び込ませてこい」と言われた。上から目線の物言いが少々癇に障るわ~。ま、依頼は受けるけどさ。



依頼人はターゲットに騙されたことがあり、その仕返しとして今回濡れ衣で監獄送りにしてやろうと画策したらしい。
こんな品行不方正な奴が従士でいいんだろか?
(かく言う拙僧もホワイトランとリフテンの従士でありながら、盗賊だったりするわけだが・・・。



「よくやってくれた!さすが盗賊ギルドだな。良かったら、この街にもギルドを構えないか?私が公私に渡ってサポートしてやろう。」
「ま、とりあえず上の連中に言ってみるわ。」



「・・・ってことになった。」
「でかした!これでまたギルドが益々繁栄するぞ!」
「拙僧の分け前を多めにしてくれよー。」
「ま、それはそれだわな。もっとがんばれや!」

ってことで、まだまだ取り分はペーペーの時と変わってない。
今や拙僧がギルド一の稼ぎ頭になってると思うんだけどなあ。
【2012/04/12 23:33 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
048 希望の兆し



「おい。デカイ話が舞い込んだぜ。」
「デルビンさんよ。いつもそう言って、小物ばっかり拙僧に押し付けるじゃん。」

ここ最近デルビンの”ウマイ話”に乗って、スカイリムのあちこちでギルドの仕事をこなしてきた拙僧は、同じように繰り返される口調にさすがに閉口していた。

今度はマジだって!!
「それもいつも言ってるぜ。」
「まあ、とりあえず聞きなよ。」




ごちゃごちゃ言ってみたものの、他に大した儲け話がある訳でもないので、とりあえずデルビンの話に性懲りも無く乗って、依頼人の待つマルカルスへとやってきた。

商人エンドンは先日、山賊に襲われ、大切な『銀の金型』を奪われたのだが、首長やらに話をしても忙しいの一点張りで全く取り合ってくれないらしい。
内戦でただでさえ兵が足りない上に、フォースウォーンは逃げ出すわ、衛兵の腐敗が明るみになるわでは首長が忙殺されているというのは真実だろう。

とは言え、エンドンにしてみれば、財産の目減り黙って見過ごすワケにもいかない。
・・・そこで、盗賊ギルドの出番である!




「どなたか存じませんが、私は単なる木こり。どうぞお引取りください。」

エンドンに教えられてやってきた一軒家には、木こり風の男が住んでいた。
一見しただけでは家を間違えたかと思いそうだが・・・壁の一角に張り紙が!



『旅人が迷い込んでも、上手く追い払え。褒美に棚の裏に置いてあるワインを好きに飲んでもいいぞ。』

お馬鹿さん。。忘れないように指示を張ったままにしてやがる。



「あっ、ボタンだ。」



「隠し通路発見



「嘘つきは山賊の始まりだよ~・・・ってことで、成敗!」

と、いつものノリでつい殺っちまった。
・・不殺の誓いは一話にしてジエンドです。



地下は大洞窟になってますな~。
とか、感心してたら、ワラワラと山賊が涌いてきやがった!


 天誅!


天!誅!



天天天天天天天天天天天天天天!
誅誅誅誅誅誅誅誅誅誅誅誅誅誅!



不殺を誓い、どこぞの流浪人を気取ってみても、所詮彼のようにはなれないと悟ったよ。
やっぱり自分は自分らしく!だね

今日も元気にヤ(殺)ッてます
・・・ま、ある意味彼らしいか。


気が付いたら、いつのまにかお宝ルームに到着!
で、あまりの黄金の輝きに目を奪われた。



え・・・・?こんなに凄いの?

目がくらむような財宝を目の当たりにして、一瞬、依頼人やギルドの事を忘れて、このままトンズラしちゃおうかと思った。





「ありがとう。よくぞ銀の金型を持って帰ってきてくれた!」
「いや~正直危なかったわ。」
「そうか、奴らはそんなに手強かったか。」
「ん~。っていうより自分の欲求に負けそうになった感じやね。」
「は・・・?」

一瞬の空白の後、エンドンは大爆笑した。



「盗賊ギルドというのは、案外正直者の集団のようだな!それともあんたが変わり者なのか!?どちらにせよ、十分信頼に足りるようだ。」
「なんか馬鹿呼ばわりされてる気がするんだけど・・。」
「はっはっは。そうじゃない。どうだろう?私はこれでもそこそこ資金のある方だ。スポンサーとして十分資格はあると思うが、良かったらこのマルカルスの地でギルドを復興させてみないか?もちろん私も見返りを期待させてもらうが。」
「悪くない話だけど、とりあえず上の連中に伝えてみるわ。」
「良い返事を待ってる!」




「上手いことやったもんだなあ!大手柄じゃねえか!?」
「へへっ。なら今度からガッポリ稼げる仕事を回してくれよ。」
「ああ!もちろんだ!さっそくだが、デカイ話が舞い込んでるぜ今度はマジだ!!

拙僧がげんなりしたのは言うまでもない

【2012/04/10 23:27 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
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