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【2025/09/13 05:24 】 |
068 オラフ王の焚刑祭3


「ほう、そんなことがありましたか?」
「ああ、あいつタダ者じゃねえな。あの技にあの強さ・・・きっと孫●●」
「ともかく目的の物はありますかな?」
「・・あ、ああ。これだ。」
「ほ、ほお・・・・ふむふむ・・・むむむ・・・駄目だ、これでは使えない。」
「どうかしたのか?」

「証拠として、用いることが出来るかもしれないと期待していたのです。」
「何の?」
「歴史です。我々吟遊詩人大学の恒例行事で焚刑祭というのがありましてな。」
「ああ、聞いたことがある。確か祭りのクライマックスに王の彫像を燃やすんだよな。」
「そうです。ところが今年は、首長のエリシフから『待った!』がかかりまして。」
「何故だ?」
「きっとおつらいのでしょう。ただでさえ、先日夫を亡くされたばかりなのですから。彫像とは言え、王が焼かれる姿を見たくないのでしょうね。だからと言って、我々も長年続いてきた祭りをそう簡単にも止められません。儀式にちゃんとした意味があることを証明して、例年通り、焚刑祭を執り行いたいのです。」
「それで詩歌と何の関係があるんだ?」
「ここに手がかりが書かれているに違いないと思ったからです。しかし、墨で塗り潰されているところもあり、肝心なところで情報が足りません。」
「・・・なら、情報を補ったらどうだ?」



「大丈夫ですかねえ?あなたに言われて、いろいろ文言を付け足しましたが。。」
「大丈夫大丈夫!世の中、度胸とハッタリで大概のことは乗り切れるもんよ。」
「そりゃ、傍らで見ているだけのあなたは良いですよ。私は首長や執政の前で、歌わないといけないんですから。」
「ま、駄目だったら逃げるまでさ。吟遊詩人大学に戻るのは無理だが。他にアテはいくらでもあるからな。」
「いくらでも?」
「同胞団、ウインターホールド大学、盗賊ギルド、フォースウォーン・・ああ、後、ホワイトランとリフテンにも顔が利くぜ。どこに行きたい?」
「・・・なんか、あなたが末恐ろしく思えてきました。」



「あんた、ジョーンか?」
「あなたは?」
「拙僧はエダジマ。この度吟遊詩人大学に新たに入学した者だ。」
「そうか、今後ともよろしく。」
「こちらこそ。・・そうそう学長から言伝だ。『目出度く、焚刑祭再開の認可を首長より頂きました。準備をよろしく』だとさ。」
「何!?それは本当か?よし、これは忙しくなるぞ!すまんが・・・あなたは日が暮れたらまた来てくれ!」
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【2012/04/30 17:25 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
067 オラフ王の焚刑祭2


死者の安息所に入ると、いきなり亡霊の出迎えにあった。
男の霊のようだが、拙僧が近づくと、歌うのを止め、遺跡の奥へと駆け出した。

ん?案内をしようというのか?
少なくとも敵対するワケではなさそうだ。




内部は罠だらけで、油断すると一瞬で死者の仲間入りをしてしまいそうだ。

なるほど、生者立入厳禁の『死者の安息所』とは上手くいったものだ。
これほどの仕掛けがあれば、不届きな墓荒らしや好奇心旺盛な考古学者に安眠を妨害されることもないだろう。



遺跡の最奥で、求める詩歌を見つけた。
ずっと先導を務めてくれた霊は、傍らの死体の魂ということか。



「か●はめは~!」

詩歌を回収した拙僧を、男はまだどこかへ案内しようとしているらしい。
魔法エネルギーで封印された扉を、必殺技で見事に破り、拙僧について来いと促した。

おっ、お前!亀仙流に連なる者なのか!?



スカイリムでは、やたらとこの手の扉が多いねえ。
ちょっち拙僧ってば、飽きてきたよ。
『金の爪』クエの時は初めてだったんで、『凝ってるねえ』と感動したもんだが。。



「出て来い!オラフ!!決着を付けるときだ。」

男は大音声で叫んでいる。
オラフって確か、ドラゴンを倒した英雄だよねえ。
その後、上級王にまで上り詰めてスカイリムに君臨したって話しだけど。



出てきたよ。オラフ、ドラウグルとなって。

つーか、あの男強えええ!
オラフと他のドラウグル5~6匹に囲まれて、劣勢どころか対等越えて優勢じゃん。

オラフって竜殺しなんだろ?なんで吟遊詩人風情に押されてるわけ?
【2012/04/30 17:01 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
066 オラフ王の焚刑祭1


以前、マルカルスでカルセルモの恋路をサポートした折に、詩が女性の心を揺さぶることを知った。
これまで軟弱な男の象徴として軽んじてきたが、一度再評価してみなければならないだろう。
モテるとなれば、早く身につけたほうが良い!

幸い盗賊ギルドの運営は軌道に乗ってきた。
「男を磨きに行ってくる」とだけブリニョルフに告げて、拙僧はリフテンを飛び出した。
目的地はソリチュードの吟遊詩人大学だ。



知性とセンスを磨く場所だけあって、大学内は洗練されていた。
ずらりと戸棚に並んだ本は整頓され、いつでも読めるよう長椅子が至る所に設置されている。
日の光を最大限に取り入れられるように、窓の配置も絶妙だ。



「ほう。吟遊詩人になりたいのですか。」
「ああ。スマートに詩を吟じて、女にモテたい。」
「・・・はっはっは。ご冗談を。ともかく入学を許可するためには、試験を受けていただかなくては。」
「(本気なんだけどな~。)で、何をすればいいんだ?」



学長のヴィアルモから、『死者の安息所』へ向かい、『オラフ王の詩歌』を取ってくるように言われた。

どこの組織でも、強引だよな~。
条件を課して、新人に重要アイテムを取ってこさせるなんて・・。
例え失敗しても、現状の戦力(構成員)に被害はないし、成功すればトラブルの解決と、優秀な新人の確保が約束されるって寸法だ。上手くできてるねえ。
【2012/04/30 16:31 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
065 新しい経営者の下で


「ちょっとしたイベントをやろうと思うんだ。お前には付き合ってもらいたい。」



ある日、突然ブリニョルフからラグド・フラゴンの貯水池に集まるよう、全団員に召集がかかった。

一体何が始まるんだ?


「皆も知っての通り、メルセルの糞野郎はくたばった。よって現在、ギルドマスターは不在ってことだ。」

うんうん、皆も頷いている。

今のところはブリニョルフとデルビン、ヴェニスが協力してギルドの運営に当たっている。ギルドに戻ったカーリアは御意見番として活躍中だ。
順当に行けば、この4人の中から誰かが次のギルドマスターに選ばれるだろう。


「俺はエダジマを次のギルドマスターに推薦する。デルビンはどう思う?」

なっ!?

「異議なし!ヴェニスは?」

お、おい!ちょっと待て!

「私も賛成だ。異存はないさね。カーリア?」

お、お前までヴェニス!

「もちろん大賛成よ。」

・・・・。



「ってことで、次のギルドマスターにはお前がなれ!」
「拙僧はまだまだ新米だぜ。」
「お前のギルドへの貢献はピカ一だ。技術もあるし、性格は信頼できる。」
「だったらお前がなればいいだろう、ブリニョルフ。」
「俺はマスターって柄じゃねえ。常に一線で活躍するのがお似合いさ。」

「ふん、知らねーぞ!折角復興したギルドがまだ寂れても。」

「メルセルの野郎より、悪くできるはずがないさ。」
「まあ、がんばってみろよ!」
「適任だと思うぜ。」
「新しいギルドマスター万歳!盗賊ギルド万歳!ノクターナルの導きがあらんことを!」


こうして拙僧は盗賊ギルドをも牛耳ることになった。


【2012/04/30 09:32 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
064 ダークネス・リターンズ


黄昏の墓所へと辿り着いた。
不壊のピックを返しに来たのだ。



拙僧の到着を出迎えてくれたのは、先代だった。
霊魂となって、この世に留まっていた彼は拙僧から経緯を聞いて喜んだ。
「そうか!不壊のピックを取り戻したか。裏切り者のメルセルは死んだ。それにカーリアが生きてる。今日は盆と正月が一度に来たような気分だ。」



不壊のピックが盗まれ、ノクターナルの力が届かなくなって、先代以外の衛士は皆、おかしくなっていた
拙僧は墓所に侵入した不届き者として、先代のナイチンゲールの霊魂から次から次へと襲われる羽目になった。

『降りかかる火の粉は払う』理論で、あっさりと撃退したから、やっぱり拙僧ってば不届き者かも!?



黄昏の墓所はトラップ満載だ。
ダメージを食らう光が照射されている部屋。



先に続く道が巧妙に隠された部屋。



落ちたら二度と戻れない大穴など。。



・・・拙僧、落ちちゃったけど。。



だが次の瞬間、不壊のピックが鳴動したかと思うと、別の場所に瞬間移動していた。
目の前には差し込めと言わんばかりに、鍵穴がポツンとあった。





途端に飛び出してきたのは、夜と闇を司る女王ノクターナル。
盗賊ギルドの守り神。

付け加えると、
●上から目線のタカビー女。
●盗賊ギルドの守り神の癖に、結構被害に遭ってる。

「その辺にしておかぬと、お主の首がないぞ。」



ともあれ、ノクターナルは不壊のピックが戻ったことを喜んでくれた。
お礼にノクターナルの特別の加護を一つ得られることになった。




「やったわね!あなたのおかげで、すべてが元通りよ。」
「カーリア来てたのか!そうか・・。なら、いい加減、報酬を・・・」
「カーリア!」



けっ。ここで元彼(先代)の登場かよ。
入り口を固く守ってるんじゃなかったのか?



やめたやめた。
他人様の女に手を出してる程、拙僧ヒマじゃねえ・・。
このスカイリムには拙僧との出会いを待ってる美女がまだまだいるしな。

ノクターナルから『透明化』の加護を得た拙僧は、早速そのパワーを使って、
抱擁を続ける恋人達の下をそっと離れた。
【2012/04/29 22:44 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
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