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【2025/09/12 05:10 】 |
救世の旅INDEX
※各タイトルにリンクを貼ってます。お好きなストーリーからお楽しみ下さい。


<<序章>>  
001 金の爪1
002 金の爪2
003 金の爪3
004 手紙の配達
005 自然の祝福
006  ブリーズホーム1
007 ブリーズホーム2


<<同胞団>>
008 栄誉の証明1
009 栄誉の証明2
010 ブリーズホーム3
011 シルバーハンド
012 奪還
013 血の栄誉
014 死者の栄光

<<流浪>>
015 ドラゴンの目覚め
016 黒き星


<<ウインターホールド大学>>
017 初めての訓練
018 アンダー・サールザル
019 猛勉強
020 善意
021 見えぬものを暴く
022 禁じられた伝説
023 マグヌスの杖
024 マグヌスの目

<<流浪>>
025 デイドラの親友
026 失われた無垢
027 過去の断片1
028 過去の断片2
029 過去の断片3
030 東から昇る1
031 東から昇る2  
032 遅くなった埋葬
033 計り知れない深み


<<フォースウォーン>>
034 フォースウォーンの陰謀1
035 フォースウォーンの陰謀2
036 フォースウォーンの陰謀3
037 フォースウォーンの陰謀4
038 誰も逃げられない

<<流浪>>
039 ハニーサイド
040 蒼白の淑女
041 愛の書1
042 愛の書2
043 愛の書3
044 恐怖の館


<<盗賊ギルド>>
045 チャンスのお膳立て
046 仕事の結末
047 響き渡る声明
048 希望の兆し
049 ディンティ・スロード号
050 偽の恩赦
051 サマーセット・シャドウズ
052 ディベラの心臓1
053 ディベラの心臓2
054 湿ったスピリッツ
055 ならず者の愚行
056 沈黙の会話
057 厳しい答え1
058 厳しい答え2
059 追跡1
060 ヴァルドの借金免除の書類
061 追跡2
062 三人衆復活
063 ブラインドサイト
064 ダークネス・リターンズ
065 新しい経営者の下で


<<吟遊詩人の大学>>
066 オラフ王の焚刑祭1
067 オラフ王の焚刑祭2
068 オラフ王の焚刑祭3
069 オラフ王の焚刑祭4


<<デイドラの王子>>
070 思い出の夜1
071 思い出の夜2
072 思い出の夜3
073 思い出の夜4
074 囁きの扉
075 緊急事態1
076 緊急事態2
077 緊急事態3
078 乱心
079 目覚めの悪夢1
080 目覚めの悪夢2
081 目覚めの悪夢3
082 目覚めの悪夢4
083 呪われた部族
084 夜明け1
085 夜明け2
086 ヴェレーク・セイン
087 消えた探検隊
088 ヴリンドリルの間
089 死の体験1
090 死の体験2
091 唯一の治療法1
092 唯一の治療法2
093 霊魂の確認1
094 赤いニルンルートを探せ
095 霊魂の確認2
096 霊魂の確認3
097 月明かりに照らされて1
098 月明かりに照らされて2
099 月明かりに照らされて3


<<従士>>
100 埋葬1
101 埋葬2
102 埋葬3
103 埋葬4
104 埋葬5
105 塩気のあるアザラシ
106 溺れた悲しみ1
107 溺れた悲しみ2
108 ホワイトファイアル
109 氷の上の血1
110 氷の上の血2
111 氷の上の血3
112 氷の上の血4
113 氷の上の血5
114 氷の上の血6
115 古の崇拝
116 続・氷の上の血1
117 続・氷の上の血2
118 続・氷の上の血3
119 明かりを消せ!1
120 明かりを消せ!2
121 明かりを消せ!3
122 狼を呼びし者
123 プラウドスパイヤー邸


<<内戦>>
124 帝国軍に入隊する
125 尖った王冠1
126 尖った王冠2
127 ホワイトランへの伝言
128 ホワイトランの戦い
129 偽りの前線1
130 偽りの前線2
131 ダンスタッド砦の戦い
132 心からの賛辞1
133 心からの賛辞2
134 グリーンウォール砦の戦い
135 カスタブ砦からの救出
136 アモル砦の戦い
137 ウインドヘルムの戦い1
138 ウインドヘルムの戦い2
139 ウインドヘルムの戦い3


<<結婚>>
140 結婚


<<ウインターホールド大学・後日談>>
141 オンマンドの要求
142 シャリドールの洞察
143 アフターショック
144 ジェイ・ザルゴの実験1
145 アンスカの巻物
146 ジェイ・ザルゴの実験2
147 アーニエルの企て1
148 ヒジェリム1
149 ヒジェリム2
150 アーニエルの企て2
151 アーニエルの企て3
152 アーニエルの企て4
153 アーニエルの企て5
154 アーニエルの企て6


<<闇の一党>>
155 彼の者達とともに・・・1
156 彼の者達とともに・・・2
157 彼の者達とともに・・・3
158 聖域
159 初任務
160 狼の女王の目覚め1
161 狼の女王の目覚め2
162 狼の女王の目覚め3
163 訪れることのない哀悼
164 闇の囁き
165 暗殺任務2
166 静寂は破られた1
167 静寂は破られた2
168 死するまで拘束される1
169 死するまで拘束される2
170 暗殺任務3
171 暗殺任務4
172 暗殺任務5
173 安全の侵害
174 乱心の治癒1
175 乱心の治癒2
176 大惨事の原因1
177 大惨事の原因2
178 帝国を倒すには1
179 帝国を倒すには2
180 帝国を倒すには3
181 デス・インカーネイト1
182 デス・インカーネイト2
183 デス・インカーネイト3
184 シシス万歳1
185 シシス万歳2
186 シシス万歳3
187 シシス万歳4
188 あなたが敵の頭をどこに吊るそうとも・・・
189 闇の一党永遠なれ


<<メインクエスト>>
190 声の道
191 創始者の角笛1
192 創始者の角笛2
193 創始者の角笛3
194 闇に眠る刀剣
195 外交特権1
196 外交特権2
197 外交特権3
198 サルモールの暗殺者を始末せよ
199 草の根分けても1
200 草の根分けても2
201 追い詰められたネズミ
202 アルドゥインの壁
203 ブレイズの再建
204 世界のノド
205 待機する悪漢
206 小瓶の修理
207 アルドゥインの災い1
208 アルドゥインの災い2
209 戦死者
210 世界を喰らう者の巣
211 ソブンガルデ
212 ドラゴンスレイヤー
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【2012/05/26 20:14 】 | 救世の旅INDEX | 有り難いご意見(0)
103 埋葬4


どうも一連の事件の渦中にはアルバがいるらしい。

盗賊ギルドで磨いた錠前解除の腕を発揮して、彼女の家に忍び込んだ途端、中で待ち構えていた男に襲い掛かられた。驚いて外に飛び出した拙僧を、外まで男が追いかけてきた。
が、今度は拙僧が不意打ちを食らわした。

たまらず昏倒する男。拙僧は男が気絶している隙に、アルバの家の中へ再度侵入した。
こうなったら、強行するしかない。



アルバの家には地下があり、そこには一つの棺桶が置かれていた。
よく見ると、日記らしき物がある。



手に取った本は、やはりアルバの日記だった。
そこには恐るべき計画が記されていた。



拙僧はアルバの日記を持って、首長のところへ行った。

「アルバは吸血鬼だ。彼女がフロガーを篭絡して、昼眠っているときの護衛にすると共に、ラレッテを吸血鬼にして自分の下僕にしたらしい。ラレッテは普段アルバの家の中に潜んで姿を見せなかったから、夫ですらアルバの嘘を信じていたようだ。」
「何のためにフロガーの家を燃やしたの?」
「ここに書かれている。最近フロガーの妻が、家に戻らない夫に憤激して、アルバの事を調べようとしていたみたいだ。吸血鬼であることを知られたくないために、そして『恐るべき陰謀』を万が一にでも漏らさないために、彼女を事故に見せかけて殺すようラレッテに命じたようだ。」
「その割には派手な手段を取ったのね。」
「ああ、アルバもラレッテの取ったお粗末な手段に、日記の中で呆れていたさ。」
「で、『恐るべき陰謀』って何?」
【2012/05/26 18:14 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
102 埋葬3


「ここか。」

首長に教えられたヘルギの墓はここだ。棺桶の中には彼女がいるはずだが・・・。





急遽、見知らぬ女が襲い掛かってきた。
女は攻撃魔法を駆使しつつも、隙あらば持ち前の鋭い歯で拙僧の肉を食い千切ろうとしてくる。
こいつ、吸血鬼か!?



「ラレッテ!ラレッテ!・・ああ、私のラレッテ!」

女吸血鬼を倒した途端、今度は男が絶叫しながら近寄ってきた。
この人は確か・・・奥さんが、内戦に参加するため旅立ってしまったとか言っていた村人のソンニールだ。


あ・・・何か気まずい。もしかして、この吸血鬼が奥さん?
一応、今の状況って正当防衛だよね?ね?



「あんたを責めるつもりはないよ。むしろ妻を解放してくれたと感謝している。」
「奥さんは吸血鬼だったのか?」
「今はそのようだが、少し前はそうじゃなかった。少なくともいなくなる前は。」
「いなくなる前って、戦争に参加しに行ったって時か?」
「ああ、そうだ。だが、本人から聞いた訳じゃない。アルバがそう、教えてくれたんだ。」
「アルバ?なぜ彼女がそこで出てくるんだ。」
「妻とはここ最近、仲が良くてな。ちょくちょく彼女の家に遊びに行っていたようだ。それがある日、突然アルバに私への言伝を残して旅立ったそうだ。」
「それって何か怪しくないか?」
「アルバを疑っているのか?バカを言うな。彼女は白だ。彼女を疑うなんて、ありえないよ。」

・・・この男もアルバの色香に騙されてる口か。
【2012/05/26 17:50 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
101 埋葬2


「本当!?うれしいわ。私のことをそんなにも想ってくれている人がいるなんて。」

夜道で渦中の人アルバに出会った拙僧は、フロガーが放火したかも知れない旨を伝えたところ、答えはあっけらかんとしたものだった。人が死んでいるというのに、この女には何の呵責もないのだろうか?

一瞬だが、この女から何か禍禍しいものを感じた。



深夜の“かくれんぼ”に備えて、早めに休息を取ろうと考えた拙僧は、一旦宿へ戻ることにした。
そして暇を持て余している女主人のジョナに事の経緯を話して聞かせた。

「へえ、そんなことがあったの。」
「ああ、まさか子供が幽霊となって、今も彷徨っているとはな。」
「首長に報告するといいわ。何か助言を得られるかもしれないわね。」



「こんな夜更けにレディーの部屋を訪ねてくるなんて、常識はあるのかい?」
「あんた首長だろ。非常事態だ。」
「ヤレヤレ、仕方ないねえ。で、何だい?」

拙僧は首長にもすべてを話した。

「子供の言を信じるなら、どうやらフロガーは犯人じゃなさそうだね。となると、愛人のアルバが怪しくなってくるね。・・・ま、ともかくあんたがヘルギに会いに行くのが手っ取り早いようだ。町外れの墓地の場所を教えてあげるから、そこへ行くといい。」
【2012/05/26 17:16 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
100 埋葬1


モーサルが呪い騒動で揉めているらしい。

そんな噂を聞きつけた拙僧は怖いもの見たさにこの街へとやって来た。宿屋の女主人ジョナによれば、フロガーという男の家が火事で全焼し、彼の妻子が亡くなるという事件が、つい最近起こったそうな。

「もし、この騒動の解決に一役買ってくれる気があるなら、首長に話をしてみて。」



「へえ。呪いと聞いて色めき立つなんて、剛毅な奴がいたもんだね。」
「こないだまでデイドラの王と絡んでたんで、すっかり慣れっこなんでな。」
「皆、怯えてて何も話したがらないし、真相解明に手こずってたんだよ。このままじゃ私の沽券にもかかわる。ヨソ者のあんたなら、真実に辿り着けるかもしれないね。」



全焼したフロガー邸へとやって来た。

首長は今回の火事は事故でも呪いでもなく、放火だと考えている。犯人はずばり主人のフロガーだ。

彼は家が焼け落ちた次の日から、愛人のアルバと一緒に暮らし始めた。
もし彼が放火犯なら、妻子を殺しておきながら、翌日には人目を引くような大胆不敵な行動を取っていることになる。その露骨すぎる行為には首をかしげるが、第一容疑者であることは間違いなかろう。



手がかりを求めて、現場検証を続ける拙僧は、突然近くからの視線を感じた。
周りを見渡すと、中央にひっそりと佇む女の子の幽霊がいた。

「君は?」
「私はヘルギ。この家に住んでるの。あなた、お父さんのお友達?」
「まあ、そんなところだ。何か用かい?」
「ううん、寂しかったから話そうと思って。最近お父さん、全然帰ってこないし。家に火をつけたあの人は、夜に何度も来るけど。」
「ヘルギは火を付けた人を知ってるの?」
「うん。苦しかったけど、顔を見たんだ。しばらくはそれっきりだったけど。最近私の眠っているところによく来るのよ。」
「誰か教えてくれる?」
「今は、だーめ!フフフ。ねえ、夜になったら、私を探して!『かくれんぼ』だよ。」
【2012/05/26 16:53 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
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