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【2025/09/12 01:51 】 |
106 溺れた悲しみ1


「あんた冒険者だろ?ちょっと相談に乗ってくれないか?」

ウインドヘルムの宿屋兼居酒屋で、凍えた体を一杯引っ掛けて温めているところ、カウンター越しに主人から話しかけられた。



「あっちの隅で飲んでる男がいるだろ?ランミルってんだ。・・・おっと誤解するなよ。別に迷惑って訳じゃない。彼はただ黙々と飲んでるだけで、酔って暴れたりはしない。それに支払いの方もちゃんとしてくれてる。」
「なら何の問題もないじゃねーか。」
「彼は今でこそ、酒浸りの毎日だが、以前はああじゃなかったんだ。昔、恋人のイザベラに去られてな。それっきりさ。」
「で、拙僧にどうしろと?」
「まさに今、話をしてただろ。イザベラの消息を調べてもらえないか?もし、彼女の去った理由がまともだったなら、きっとランミルは立ち直ると思うんだよ。」



「余計なお節介はしない方がいいわ。」

拙僧が宿屋の主人の依頼を請け負うと、女将からは釘を刺された。

「人には、誰にも触れられたくないことがあるものよ。解決できるのは自分自身だけ。」
「それも一理あるけどな。見てみなよ、あの飲兵衛がこのまま自立できると思うかい?それより、あんたは何も知らないのか。」
「・・・う~ん、仕方ないわね。実は昔、ランミルがむちゃくちゃ酔っ払った時のことなんだけどね。」
「うんうん。」
「一度だけ暴れたことがあったの。でもその後、すぐに眠り込んじゃって。その時にうわ言で言ってたのよ。『イザベラはリフテンにいるヴェックスに会いに行った。俺も行ったが、門前払いされた』って。呂律が回ってなくて、聞き取れた内容は今の所だけ。」
「ふ~ん、ヴェックスねえ。」
「噂によると、盗賊ギルドがリフテンで幅を利かせてるらしいし、物騒なことこの上ないわ。あなたも行くのは止しといた方がいいわよ。」
「忠告ありがとう。でも、拙僧なら大丈夫だ。」
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【2012/05/29 00:25 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
第2シーズンの主人公
名前:不明
性別:男
年齢:不明 (若い。10代後半?)
種族:不明
職業:魔法使い(各戦闘魔法、錬金術、付呪)の見習い

性格:
純粋にして純情。青くさい理想を平気で口にする。
  
母性本能をくすぐる。(周囲に保護欲をかき立てさせる。)

特徴:
●杖よりも重いものを持ったことがない。
→レベルアップしても、重量上昇はさせず、デフォルトのままにする。
→重量物は、基本的にパートナー(フォロワーやコンパニオン)に持たせる。
→成長後、薬や魔法、付呪等のドーピングにより重量物を持たせることはOk。

●肉弾戦は基本的にパートナー任せ。(戦士系と組ませる。)

●自由にクエの取捨選択できるよう、すべての実績はエダジマで取っておこう。

備考:遅くとも第2シーズンからはMOD入れよう。やっぱり美形が良い。


※以上、ふと妄想が膨らんだので備忘録として記しました。一通り、エダジマに冒険させて、尚、スカイリムへの情熱を失っていない時には参考にします。
【2012/05/27 23:52 】 | キャラクター紹介 | 有り難いご意見(0)
105 塩気のあるアザラシ


「貴殿に怨みはないが、後の世の太平の為、お命頂戴致す。」



「依頼を果たしたぞ。例の巨人を倒した。」
「ほぉ。なかなかの腕前だな。どうやら単なる馬鹿ではなさそうだ。」
「おい、それがこの街を悪夢から救った恩人に対する言い草か?」
「はっはっは。冗談だ。お前さんには名誉ある従士の称号を授けたいが、その為にはまだまだ民の為に、働いてもらわんとな。」
「まだ不足かよ。」
「なんの。お前さんなら容易いことだろう。どれ?もう一件、依頼をこなしてみんか?」
「言っておくが、これが最後だぞ。」



「首長から聞いてるよ。厄介事を解決してくれる“便利屋”なんだって?」
「・・・。野郎、陰でそんな呼び方してやがるのか。後で 絞めてやる!」 
「え?」
「何でもない、こちらのことだ。で仕事の内容は?」
「実は妖魔の洞窟というところに、うちの船員が大事な取引に使う塩を落としてきたんだ。取りに行けなくて困ってる。」
「思いっきり使いっ走りだな。塩ぐらいそこら中にあるだろう?」
「単なる塩じゃねえ。『極上の虚無の塩』だ。そう簡単に入手できるもんじゃない。」
「なら落とすなよ。」
「俺も今船員にそう言ったところさ。」



妖魔の洞窟は、名前の割りには大したことのない洞窟だった。
せいぜい熊が4匹同時に出てきて、ガオガオうるさかったぐらい。


おかげで『え?これで終わり?』てな感じで、スクショを撮り損ねてしまった。



大して広くもなく、トラップもなく、あっさりと目的のブツをGET!
いつもこの程度で済むんなら、冒険者稼業はボロい商売なんだけどなあ。



「塩を取り戻したのか!ありがとう、恩に着るよ。ここ一年間で始めての朗報だ。」
「これからも困ったことがあったら言ってくれ。いつでも相談に乗るぜ。」

いや、マジで。いいカモ見つけたかも。



「おお、聞いたぞ。またうちの民の苦境を救ってくれたらしいな。」
「こっちも聞いたぞ。陰で拙僧のことを何て呼んでるか。」
「・・・ははははははーーー。ま、まーいーじゃねーか。そ、そうだ。約束の従士の件、あんたに授けるよ。」
「そんなんで拙僧の気が済むとでも!?」
「わ、分かった!もしもの時には、ドーンスターいやペイル地方の皆がお前に手を貸そう。」


散々首長を脅して、さらに2,3の好条件を引き出した後、拙僧はペイルの従士となった。
【2012/05/27 12:26 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
従士編スタート


デイドラ編が終わったことで、しばらく各街をさすらってみることにしました。
どうせ未解決の問題が山積してますし。
  1. ジャーナルがうざい。
  2. 中途半端に入手してしまって、消せないクエストアイテムがうざい。
単に理由はそれだけです。尤もらしくINDEXには<<従士>>と小タイトルを銘打ちましたが。
飽きたら突発的に、他のクエに突入するかもです。


100話到達を機会に、今までのお話を整頓したくなって、INDEXを作ってみました。
「形が出来てきたな」という満足感と、「余計なことしちゃったな~」という後悔とが半々です。
基本面倒くさがりなんで、ちゃんと更新しないかもしれません。。
それじゃダメなんでしょうけどね~(苦笑)
【2012/05/27 10:42 】 | Edajimaのつぶやき | 有り難いご意見(0)
104 埋葬5


「俺達の手でやっちまおうぜー!」
「そうだ、この街の平和は俺達自身で守るんだ!」

首長の命を受けた兵士及び有志の町民一同が吸血鬼打倒に燃えていた。



何せ自分達の街を吸血鬼の一団が乗っ取りを企てていたのだ。首長には正体を隠した吸血鬼が就き、町民は皆、吸血鬼の飢えを満たす家畜同様に成り下がるところだったのだ。

アルバはその計画を成し得るための尖兵だった。巧みに人心を惑わして、ある者は疑心暗鬼にさせ、ある者は虜にし、意のままに人々を操ろうとしていたのだ。

拙僧の手で事が露見した今、皆悪い夢から覚めたかのように、すがすがしい表情で、揃って武器を手に取った。



吸血鬼のアジトへ向かう足取りもしっかりしていて頼もしい。



「うおりゃあー!ソブンガルドへ逝ってしまえ~!」

町民達の急襲が始まった。
吸血鬼集団は、よもや自分達が攻撃を仕掛けられるとは思っていなかったに違いない。
臨戦態勢を取る暇もなく、次々に倒されていった。



「おい、起きろ!」



「残るはあんただけだ。」

吸血鬼集団は長を初めとして、皆町民達の手にかかった。
残るは、奥で一人眠っていたアルバのみ。

「見逃してくれたら、何でもしてあげるわよ。」

彼女は当然ながら、取引を持ちかけてきた。いつもなら拙僧もあっさりと陥落するところだが・・・。

「悪いな。他のレディーと先約があるんでね。」

そう言って、アルバを町民達に引き渡した。彼女はこれから街の法廷で裁かれることだろう。



吸血鬼のアジトの出口で、その小さなレディーは拙僧を待っていた。

「いろいろとありがとう。」
「どう致しましてお嬢さん。」

くすっと笑ってヘルギは、名残惜しそうに言った。

「もう行かなきゃ。お母さんが待ってるから。」
「そうか。お母さんを一人ぼっちにする訳にはいかないもんな。」
「また遊んでくれる?」
「ああ、いつでもいいよ。」

ヘルギは拙僧の返事に満足そうに頷いた後、すぅ~っと消えた。
おそらく成仏したのだろう。



「よくやってくれた。あなたにはモーサル、いやハイヤルマーチ中が感謝しているよ。」
「どう致しまして。」
「何か礼をしなきゃねえ。・・・そうだ、あなたに従士の称号と、それにふさわしい武器をあげるよ。」
「武器?」



「ああ、魔を打ち払い、正義を貫くための力を秘めた剣さ。」

拙僧は、ハイヤルマーチ地方にも基盤を気付くことができた。
武器よりも称号よりも、拙僧に何かあれば、首長や町の人々が味方についてくれる・・その言葉の方が何百倍も嬉しかった。
【2012/05/27 00:26 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
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