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【2025/09/03 06:40 】 |
190 声の道


真面目に7千階段なんか上ってられるかっツーの。
ハイヨー!シャドウメアー!!

拙僧はかなりの間、放ったらかしにしていたバルグルーフの指示通り、ハイ・フロスガー寺院へと向かっていた。



途中、巡礼者を名乗る女と出会った。
物好きもいるもんだ。



おい、シャドウメア・・。いつの間にか雲が下に見えるぜ。



やっと、着いたー!
さあて、グレイビアードとやらに会って、さくっと技を伝授してもらおうかね。



「他人の家に勝手に上がり込んでんじゃねーぞ、オラア!」

えええーー!?

・・・いきなり、グレイビアードに喧嘩売られた。



「お、どーしたんよ?アーンちゃん?」
「どーしたもこーしたもねーよ。こいつが勝手に土足で寺院に上がりこんでるもんよ~。」
「ああん?何者だ、てめえ?」

拙僧が一人のグレイビアードと睨み合ってると、仲間がぞろぞろやってきやがった。
しかも揃いも揃って柄が悪いと来たもんだ。



お前ら、ごちゃごちゃ、うるせーんだよ!

因縁を付けてきたグレイビアード達が鬱陶しくなり、思わずシャウトをぶつけてしまった。
ちょっとやりすぎ・・たかな?



「てめえ、何してんだよ、おおう!?」
「ナメてんじゃねーぞ!」



・・うわ、余計雰囲気悪くなった。



か~~~っ



ぺっ!



うわ、汚ねっ!
・・・こいつ、唾飛ばしてきやがった!



「上等だ、表出な!」

そう言って、グレイビアードはたちまち姿を消した。



さすがに唾まで吐かれて、黙っていられるほど、拙僧も人間が出来ちゃいない。
売られた喧嘩は買ってやろうじゃありませんか!

勇んで中庭に出た拙僧を、グレイビアード達が取り囲んだ。

「おう、拙僧一人に全員でかかってくる訳か。それぐらいでなくちゃ勝てるわけねーよな。さすがグレイビアード、ちゃんと実力差が分かるようだな。」
「・・・駆けっこだ。」
「・・・へ?」
「駆けっこで勝負だ!」
「・・・はあ?駆けっこだとぉ?子どもじゃあるめーし。」
「ふん!自信がないのか?」
「分かったよ!やってやるよ!」
「ふん、ハンディやるぜ。シャウト使ってもいーぜ。」



「ふん、じゃ、お構いなく!」

そう言って拙僧は吼えた。疾風のごとく、拙僧の体が凄まじい速さで移動する。



「余裕勝ち~!」

グレイビアードに圧倒的に差を付けて、拙僧はゴールに辿りついた。



「ちょっとぐらい速いからって、調子乗ってんじゃねーぞ!」
「別に乗ってねーよ。」
「そのどや顔がムカツクんだよ!」
「どーしろって言うんだよ!」
「・・・なら今度は、角笛を探してきな。それをここへ持ってきたら、実力を認めてやんよ!」

こうして拙僧はグレイビアード達と、一切折り合わないまま、ハイ・フロスガー寺院を後にした。
くそっ。
世間から隔絶された暮らしを送ってるだけあって、人付き合いってもんがなってねーぜ、アイツラ。



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【2012/08/06 21:36 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
闇の一党編 完  ・・・そしてメインへ
いやあ、オブリビオンの時もそうだったけど、壮絶な運命を辿りました。
闇の一党のメンバー・・ほぼ壊滅でしたね。

個人的にはアストリッドの最期を見たくなかったですねえ。
もう、いろんな意味で衝撃的でした。
はぁ。

最後の最後はイソルダの元に帰らせました。
一応、エダジマとしては不本意な形で始まった闇の一党生活ってことでしたし。
彼女の元へ帰るのが、目標だったんで。
(ま、当ブログはストーリー性なぞあって無きが如しですが。。)


さていくつかちょこちょこっと書いてないクエもありますが、大筋は一通り書き上げましたので
いよいよメインクエ編を進めようかと思います。

エダジマの冒険もいよいよそこで一旦終了という形になるでしょう。
『ドーンガード』がやれるようになってたら、話は別ですが・・。
【2012/08/02 21:44 】 | Edajimaのつぶやき | 有り難いご意見(0)
189 闇の一党永遠なれ


とある日、拙僧は夜母に呼ばれて彼女の元にやってきた。

「黒き聖餐が行われました。早速ホワイトランのキナレス聖堂に向かい、依頼人に会いなさい。」



こうして拙僧は夜母から声がかかる度に暗殺任務をこなすようになった。
たまには新人の育成を兼ねて、部下に実行させることもあったが。



依頼は尽きることなく、一党にも活気が出てきた。
まさに一党の新時代の幕開けだ。


とある日、拙僧は一党の運営をしばらくナジルに任せて、ホワイトランに帰ってきた。

息せき切って、久しぶりの我が家に飛び込んだが、もぬけの空だった。
この時間帯なら・・・・。



「・・・やっぱりここだったか。」
「あなた!」



「ただいま。寂しかったか?」
「当たり前じゃない!新婚早々に旦那に失踪された妻の身にもなってみてよ。」
「すまんすまん。色々あってな。」
「全部話してもらうわよ。」
「大丈夫かな?結構ショッキングなこともあるぜ。」
「見損なわないで。これでもあなたの妻よ。」
「ああ、そうだったな。」



「ねえ。あなたは冒険者だし、ずっとじゃなくていいんだけど。」
「ん?」
「できるだけ傍にいてね・・。」
「・・・ああ。」
【2012/08/01 00:19 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
188 あなたが敵の頭をどこに吊るそうとも…


「おはよう。」
「おはよう、よく眠れたか?」
「ああ。大仕事を終えた後だからな、ぐっすりさ。」
「それは良かった。急で悪いが、ちょっと頼まれてくれないか?」
「なんだ?」
「この聖域の改装さ。ここを単なる穴倉から、住居に変えたいんだ。ちょいと金はかかるんだが、いいだろう?」
「そうだな。せっかくだから金をつぎ込んで快適なものにしよう。」
「盗賊ギルドのデルビンが請け負ってくれるはずだ。」
「よし、早速拙僧が交渉してくる。」



「はっはー!ここで会ったが百年目!覚悟しな、聞こえし者。」
「悪いが、お前に構ってる暇はないんだ。じゃあな。」
「嘘嘘!冗談だよ。あんたに助けてもらって感謝してるんだ。仲間にしてくれよ。夜母の世話をする人がいるだろう?」
「勝手にしな。ナジルやバレットと喧嘩するなよ。」



「おいおい!とうとう闇の一党も率いることになったのかよ。すげえな。」
「まーな。で、金は入用なだけ色付けて払うからさ、聖域の改装を頼まれてくれんかな?」
「そりゃ、長の頼みとありゃ、タダだろうがやらせてもらうさ。だが、こないだの首飾り購入で結構資金がやべえからな。一応ありがたく代金を頂くことにするわ。」
「ま、よろしく頼む。」
「おーけー!じゃ、早速、若い者を向かわせるぜ。なあに、突貫で片付けるさ。」
「わかった。しばらくここでゆっくりしていこう。盗賊ギルドもご無沙汰だったしな。」



数日後・・・

ドーンスターの街の入口近くに抜け道を用意すると聞いていたが・・・これか。
なんかバレバレな感じだけど、大丈夫かなあ。



おおお、それなりに体裁が整った感じやな。

「あれ、ナジル。新人雇った?」
「ああ、粋のいいのを何人かな。女は結構可愛いぜ。」
「良くやった!いい仕事してるじゃん。」

あれ?あっちの部屋は?



ほほう・・拷問部屋と来ましたか。



さっそく4人いる囚人のうち、1人の口を割らせることに成功した。
彼女の実家の隠し財産がある場所を教えてくれた。

ふふふ、お宝GETだぜ~~。!
【2012/07/31 22:42 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
187 シシス万歳4


任務は完了した。後は脱出だけだ。
拙僧は、皇帝の部屋から直接外に出た。

空がいつしか明るくなっていた。
まだ船内は静かなままだ。

ここからさっさと逃げよう。



あ、ひょいっと。



陸へ戻ると、シャドウメアが蟹と戯れていた。
拙僧が大仕事をしてたというのに、のんきな奴・・。



拙僧は早速、ホワイトランに戻り、アマウンドに任務完了を告げた。
「よくやってくれた!さすがだな。すぐに報酬を支払おう。大丈夫、私はあんた達を裏切るほど、馬鹿じゃない。」
「で、報酬はどこに?」
「私と最初にあったヴォルンルードの部屋の瓶の中に入れてある。」
「そうか・・・それだけ分かれば、十分だ。」



ぎゃあ!



「すまんな。身内を裏切るような奴を、拙僧は元々信用しておらん。」



拙僧はアマウンドに教えられた通りに、ヴォルンルードへ行き、報酬を回収した。



さあて、これから新しいアジトになるドーンスターの聖域にやってきたぞ。
先行したナジル達はもう着いているはずだが。



「おお、長よ。よく帰った。もう噂で聞こえてきたぜ。皇帝が暗殺されたってな。」
「ああ、なんとかやり遂げたよ。」
「これで闇の一党の威信はまた光り輝くことだろう。」
「・・・これから地道にやっていくさ。」

【2012/07/31 22:27 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
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