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【2025/09/02 22:54 】 |
195 外交特権1


拙僧はカイネスグローブでドラゴン退治を終えた後、再びリバーウッドに戻ってきた。

「あら、おかえりなさい。五代・・・じゃなかったエダジマさん。」
「似合わねーから、止めとけ!ってか何だよ、完全装備で掃除って。」
「ノリが悪いわね。つまんないの。」
「そういう問題じゃなくて。」
「じゃー早速任務にかかって。ドラゴン退治の為には、情報収集が肝心よ。そしてそれに長けてるのは、ムカツクけどサルモールが一番ね。」

デルフィンの属するブレイズを目の仇にしている連中だ。帝国と白金協定を結んで以来、帝国領を自由に闊歩できるようになった彼らはブライズ狩りに毎日勤しんでいるという。

「奴らから、どうやって情報を取るんだ?」
「大使館で定期的に晩餐会が開かれているから、そこに潜り込めばいいわ。隙をついて会場を抜け出し、サルモール大使の書斎にでも忍び込んで、機密情報を盗み出すの。手引きしてくれる協力者がいるから、一度会って相談して。」



拙僧は大使館で下僕として働いているマルボーンという男とソリチュードで会った。



「分かっているとは思うが、警備は厳重だ。入口では手荷物検査もしっかりやってる。武器・防具の類は一切持ち込めないと考えた方がいい。」
「しかし、徒手空拳で敵の本拠地に行くというのも不安だな。」
「だから俺がいるんだ。必要なものを事前に俺に渡しておいてくれ。そうすれば、あんたが大使館内に入った後に、渡すことができるだろ。」



「へえ~。それなりに似合うじゃない。ちょっと格好いいわよ。」

拙僧はマルボーンと別れた後、デルフィンと馬屋で落ち合った。
『晩餐会に相応しい格好をしろ』と彼女に言われて渡されたパーティー用の服に身を包んでいるのだが、着慣れないためにどうにも居心地が悪い。
デルフィンは誉めてくれているのだが、『馬子にも衣装』と言わんばかりに、笑いをこらえているのがバレバレなので、拙僧としては余計に面白くない。

「じゃー、行ってくるぞ。」
「頼んだわよ。」



雪降る土地でのんびり馬車に揺られるというのも乙なものだ。
風邪さえ引かなければ・・だが。あー、シャドウメアで飛ばせば、すぐに来られるのに。。。



大使館の入口では兵士に招待状の提出を求められた。
拙僧は特段の気負いもなく、それを渡した。
招待状はデルフィンが八方手を尽くして、入手した本物だ。不安のあろうはずもない。
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【2012/08/12 21:23 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
194 闇に眠る刀剣


「助けてえ!ドラゴンよ。ドラゴンが出たわあ!」

デルフィンとの待ち合わせ場所であるカイネスグローブに着いた途端、村人と思しき女性が息せき切って、駆け抜けていくところに出くわした。

ほう、さっそくのお出ましですか。
デルフィンの推測は当たってたな。やるじゃん。



あ、あいつは確かヘルゲンを襲った奴だ。



うお。地面から何かが出てこようとしている。



あ、ドラゴン・・・の骨?



徐々に肉が付いていく・・・。



おーおー。とうとう完全に復活しやがった。



「サーロニクルよ・・・。人間を殺せ!」
「はは!主よ、仰せのとおりに。」

空を飛ぶ大きなドラゴンが、どうやら地面のサーロニクルという奴を蘇らせたらしい。
復活させてもらった方は自動的に下僕になるという寸法か。



「はいはい、そこまでだよ~。」

地面のドラゴンが主に返事をした瞬間、拙僧は凶悪なまでに付呪を施した剣を叩き込んだ。



「あああ~!復活してまだ一分も経ってないのに~。・・・ぐへえ。」



けっけっけ!いつまでも地上でウダウダしゃべくってるのが悪いんジャー!
卑怯で結構!メリケン粉~!

「ほぅ。人間にもなかなか見所のある奴がいるようだな。」
空を飛ぶドラゴンにも、どうやら見初められたらしい。

てへへ。一応喜ぶところかな、ココ?



「あなたは正真正銘のドラゴンボーンのようね。いいわ、もう隠し事はしない。何でも聞いて!」
「いいの?」
「ええ、もちろん!」
「じゃ、何者?」
「ブレイズの最後の生き残りよ。」
「彼氏いる?」
「・・・・。」
「好きなタイプは?」
「・・・・。」
「初めての時はいつ?」
「・・・ちょ、ちょっとさっきから何よ~!」
「何よ!って、何でも聞いてって言ったろ。」
「そりゃ、そうだけど。」
「嘘つきはいけねーよな。じゃ、続けるぞ。3サイズは?」
「きゃ~!」



こうして拙僧は夜通し質問を続け、デルフィンのプライベートを完全にオープンにした。
『口は災いの元』だから皆も気をつけよーね!
【2012/08/10 21:41 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
193 創始者の角笛3


「ほぅ、角笛を持ち帰ったか?」
「ああ。拙僧にかかれば、ちょちょいのちょいだぜ。」
「嘘付け、女に先を越されたくせに。」
「ちょっ、おまっ、何で知ってる?」
「フフ。」



ん?



んん?
・・ちっ、囲まれたか。

グレイビアードの一人と話に興じているうちに、いつのまにか拙僧は四方を囲まれていた。



うおっ!



ぐっ、ぐぅおおおーーー!

次々とグレイビアード達から衝撃波を食らわされる。
くっ・・立ってるだけで精一杯だ。
まずい。

・・と、思いきや1分たらずで衝撃波は止んだ。

え?



「すまなんだ、ドラゴンボーンよ。」
「へ?」
「すべてはお主を真のドラゴンボーンとして認めるための試練だったのだ。」
「ああ・・そういうオチ?」

こうして、拙僧は正真正銘のドラゴンボーンとしてグレイビアード達に認められた。
【2012/08/08 21:03 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
192 創始者の角笛2


結局、角笛を持って帰らなかった時のグレイビアードのしたり顔を見たくなくて、止むを得ずリバーウッドへとやって来た。
さっそく宿屋へと向かい、手紙の指示通り、『屋根裏部屋に泊まらせてもらう』ように交渉を始めた。

しかし、女将は困惑顔だ。
それもそのはず、この宿には屋根裏部屋など無いのだと言う。



部屋がないのなら、どうしようもないので、とりあえず別の部屋に落ち着くことにした。
一息ついていると、女将が部屋へとやってきた。

「ごめんなさい。とりあえず敵かどうかを調べさせてもらったの。」
「え?」
「あなたの探し物を返すわ。はい。」



そういって渡されたのは、角笛だった。
ってことは女将が、ダンジョンに手紙を残した張本人!?

「その通りよ。別に悪意はなかったの。でも手間をかけさせてごめんなさいね。」
「目的は何だ?」
「その質問に答える前に、着いてきてほしいところがあるの。」



女将は徐に隠し扉を開くと、中へと入っていった。
「大丈夫よ。罠なんかじゃない。第一あなたを殺したかったら、もっと別のチャンスを狙うもの。」



地下は意外と広く、刀剣やら防具やらが所狭しと置かれていた。

「ここは・・・?あんたは何者だ?」
「まずは今回の仕出かしたことの目的を教えてあげる。・・・あなたと秘密裏にコンタクトを取りたかったの。」
「拙僧と?」
「ええ、つまりはドラゴンボーンとね。」
「何の為に?」



「・・・申し訳ないけど、質問タイムはここまで。」
「まだ一つしか・・答えをもらってないけど?」
「ここまでったらここまで。」
「ぶー。」
「まずは、あなたが本当にドラゴンボーンであることを証明して欲しいの。その後ならいくらでも答えるわ。」
「フン・・・何をすればいいんだ?」
「決まってるじゃない。」
「?」
「ふふ・・・ドラゴンを倒すのよ。」



冗談じゃねーぞぉぉっ!

「ちょっと待ちなさいよ~!そっちじゃないわよ~!」
【2012/08/08 20:47 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
191 創始者の角笛1


拙僧はグレイビアードとの売り言葉に買い言葉の応酬の果て、勢いでウステングラブへとやってきた。



はて洞窟は広いが、いつもならちょくちょく見かけるドラウグルやらがあまりいない・・・?



あ、やっと一匹発見!



仕掛けらしきものも解除されてて、素通りだし・・。
なーんかおかしい。いつもと違うと、調子が狂うなあ。



お、何か出てきた。



ドキドキ



・・・。



・・・・で?


一体、どういう意味が?
・・・ってか侵入者が来るたびにこれやってるのか?

意味不明なモニュメントが派手に出てきて、ただそれだけで終わっちゃった。
古代人のやることには理解が追いつきません。



大した苦労もなく、あっさりと最奥部に到着~。



でもでも、角笛が本来あったであろう場所に手紙らしきものが。



・・・なになに。どうやら先客がいたらしい。
返して欲しくば、リバーウッドの屋敷に来いって書いてある。
めんどくさ~。行くのやめようかな~。
【2012/08/08 20:19 】 | 救世の旅 | 有り難いご意見(0)
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